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今までの自分とこれらの自分

平成26年7月20日 直観・霊感的
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6年程前に母が他界した。その後父との共同生活があって、一昨年父も他界した。自分の生活に大きな変動が起こる。激動の中、新たな人との出会いもあり、こう言われた。

「お前は本来そんな人間じゃない。もっと自分をさらけ出して生きろ。お前が自分の中で温めてきたようなことを考えている人間はほとんどいないぞ。もっと考えていることを外に出せ」

もともと、自分は変わった人間だ。これまで、自分を思い切り主張して受け入れられたことはあまりないように思う。自分は本来自己主張が強すぎる傾向がある。本来相当にアクが強い人間だ。しかし、嘘の人生を送っても結局後悔するだけだろう。ここ数年自分が考えてきたことは、たしかにあまり人が語っていないことだ。人と上手くやって行くことばかり考え、引っ込んでいたところで何が変わるわけでもない。自分の個人的なことは個人的なこととして、残りの人生は自分が考えていることを妥協なく語りつづける場を持とうと決めた。

三島由紀夫 の著作に「文化防衛論」というものがある。その内容はさておき、自分は、日本文明防衛論、というスタンスで全てを考えている。政治も、軍事も、社会全般の問題も。ただ将来、防衛だけでなく文明の伝播論も踏まえなくてはいけないと思っている。それが、次世代の人類の平和に貢献するだろう。自分はそう確信している。

歴史のことは、もっと詳しい人がいるだろう。しかし、日本の文明、天皇と神道と世界との関わり。そして、それを踏まえながらのこの国のこれからのあるべき姿、ビジョンを考えている人間は少ないかもしれない。それを世界史にも関わる問題として考えている人はさらに少ないかもしれない。そういう仲間との出会いを願っているのだが。

ネット右翼のような人々が増えてきて、日本という国を、明治期以降の一貫した歴史の中で、肯定的に捉えようとする動きが出てきているが、彼等の殆どは「昭和」という時代に囚われすぎており、その時点を基軸にした日本観からあまり出ていないように感じる。その上、これは戦後日本の大きな風潮だけれども、

日本を強く主張すること、あるいは愛国心を持ち、これを表現する行為=昭和の激動時代に起こった国家総動員的な価値観

のような感覚で主張する人間が多い。私はこれには反対である。日本的なるものと、大正末期から昭和初期の、戦争の世紀に行われた一連の生活様式。これを「日本精神」などど言って、これを復活せねばならない、的な方向性で、この国の本質を語っていただきたくないのである。我々「日本」は昭和初期に硬直したままである。あの時代の国内の風潮は世界的潮流にひきづられて起きたことであり、別に日本的なことでも何でもない。勘違いしてはいけない。

さらに戦後の日本人の生活様式は、高度経済成長期を中心として、戦中の生活様式を完全に引きずったまま走り続けてきた。この国の高度経済成長は、戦時中の国家総動員法によって達成されたようなものである。これが、「日本的なるもの?」。私に言わせれば、笑わせるな、という感覚である。また、これを日本的なるもの、とされてきたが故に、「日本的なるもの」に拒否感を感じる日本人も多いし、これこそが、現代日本の最も危険な本質を形成しているとも思える。日本人でありながら、日本人であることを、どこかで拒絶する日本人。これが現代日本人の相当数を形成していると思うからである。さらにこの「日本喪失現象」は、戦後のGHQによる占領政策によって揺るぎないものとなった。

その反動であろう、先述したネット右翼的な、反中、反韓などの言動を激しくするものが増えている。自国の問題を他者に転嫁することで自国内、又は個人的な日常生活におけるウサをはらしているのであろう。彼等は一見自国のことを考えているようで、実は日本人としてのアイデンティティがあやふやなのである。だから他者を激しくののしることでしか、自分(日本人)を感じることができない。その意味で先述の日本人であることをどこかで拒絶する日本人と同根の存在であろう。

我々が、自らを確立していれば、相手が誰であろうと問題はなかろうし、自分がブヨブヨであれば、相手が聖人君主であっても、自らを保つことは不可能であろう。

この国を正しく見ること、ブレない視点を持つこと。この作業は複雑な作業ではない。まず、歴史を正しく見ること(実はこれが案外難しいのかもしれないが)。そして、この国の文明の主に触れ、言葉を聞くこと、感じること。これだけである。

(写真 文化防衛論表紙 三島由紀夫文学館より)

三島由紀夫 占領政策 国家総動員 大正 天皇 愛国心 政治 文化防衛論 日本文明 明治 昭和 神道 軍事 進駐軍・占領軍(GHQ) 防衛 高度経済成長

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