ある書籍を読んでいたら、インドの詩人が日露戦争の際に感じた言葉が記載されていた。
『アジアにおいて日本だけが、ある日突然、ヨーロッパが世界を制覇したその同じ力をもって、ヨーロッパに逆襲できると考えたのである。その覚醒がなかったら、日本もまたヨーロッパの車輪の下敷きにされていたであろうし、またひとたび下敷きにされると、二度とふたたびたちあがるすべはなかったであろう。』
日露戦争は西洋植民地帝国主義の終焉をもたらし、以降、大東亜戦争の終結にいたり、アジアにおける西洋諸国の植民地はほぼ姿を消した。
かつて日英同盟を締結するほどに友好的とも思えたイギリスは、第二次世界大戦後、日本を激しく憎悪し、極悪人視する風潮が起こったが、それというのも、日本人が彼等の植民地を全て亡きものにしたからであった。
案の定、日本が負けると、イギリスをはじめとするかつての宗主国は一斉に旧植民地の奪還に乗り出した。しかし、時すでに遅し。大半のアジア人には、既に独立の気概と意志が芽生えていたのである。
しかし、日本人が世界に対して本当の役割を行うのはこれからである。 現代日本人は敗戦によるトラウマから、自己否定に身をやつし、自らを見失いつつあるやに思われる。しかし、逆にそれが梃子(てこ)ともなって、やがてその流れは転換するだろう。
日本人は自らの資質に目覚め、自らの文明の役割について自覚し、身につける準備を地道に続けるべきである。


