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    沖縄問題を再考する

    平成27年3月18日 文化・文芸的
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    TBSドラマ「運命の人」を見た。

    このドラマは山崎豊子の小説のドラマ化であり、沖縄返還における佐藤栄作政権における、返還に関わる密談、密約を新聞記者が暴露するものの、時の権力の力によって社会的に握りつぶされ封印される、というある種かなり事実に基づき展開されるストーリーである。

    私はもちろんこのドラマが歴史の真実だとは思わないけれども。 小説あるいはドラマにおいては、この密談の事実の証拠となる資料を主人公の新聞記者に渡した外務省職員の女性は、自分自身が記者に好意を寄せていたこと、彼を自分に引き付けておきたいがために、歴史的スクープとなるような外務省極秘電文のコピーを主人公の記者に手渡し続けた。

    記者が、時の野党、社会党の議員(実在では横路)に手渡し、彼が約束を破って原文を国会で公にしたことで、大問題となり、主人公ならびに、外務省職員の女性が情報源として特定されることになり、人生を失う。そして、外務省職員の女性は、以降主人公を恨み続け、彼をつぶすために人生の全てを費やすことになる。

    史実では、記者が強制的に外務省職員の女性に性的な繋がりを求め、その関係のプロセスの中で外交機密文書を女性から得たということになっているようだ。しかし、男と女の問題で片方だけに責任があると見るのはあまりにも稚拙というべきであろう。

    そのあたりの「真実の狭間」でストーリーを書き起こしたのが山崎豊子かもしれないし、ドラマの脚本家かもしれない。

    私は、だからと言って、佐藤栄作を愚劣な政治家だなどとは微塵にも思わない。その時代に出来得る最大限の国家的行為としてそれが止むを得ず行われたとしても、少なくとも罵倒されたり、否定されるべきことではないであろう。当事者にしか分からないこともある。

    とは言え、 沖縄問題が現在において非常に大きなこととなり、あたかも沖縄は日本から独立するか、中国の属領となるかの瀬戸際であるかのように言われている。

    沖縄問題の根源的なるものとは、沖縄県民が米領から日本領へ復帰することを悲願としてきたにも関わらず、結果米軍基地はそのまま残り、実質沖縄県民にとり復帰の意味をほとんど感じることができない状況になってしまっている現実。

    その現実に対して日本政府が米国寄りで、沖縄県民の気持ちを「米軍」以上に重視しているとは感じることができないのだという。そういう心情的な問題が、今の沖縄問題に最も大きな影を落としているんだと思う。

    しかも、そのような沖縄県民の気持ちの受け皿が、日本の文化も文明も国家観も全く理解できず、そして知識も意識もないがゆえに、日本という国が本質的になくなってしまっても何のわだかまりもない、それも仕方がないであろうという、あるいはそのようなニヒリズムに染まった、戦後リベラル派とか社会党とか共産党とかの息のかかった人々に、人権とか平和とかという、何の責任を持つ必要もない、薄っぺらな、その場しのぎの「心地よい優しさ」で言い寄れら続ける(彼等は堅固な宗教団体の布教員のように非常にねばり強い)ことで、沖縄県民の意識が醸成され続けたという問題がある。

    私が調べた限りでは、沖縄の文化は、日本の神道と起源を同じくする文化を所有している。一説によると日ノ丸は、日本よりも沖縄で先に使用されていたという。

    また、沖縄の王室の紋章は、「左三つ巴」である。これは宇佐八幡宮を代表として、日本国内の多くの神社の神紋として使用されているものであり、沖縄と日本国、並びに神道との深い繋がりを示唆する一つの証拠であろうと思う。日本文明と非常に深い繋がりのある場所なのである。それを「本土」の「やまとんちゅう」が沖縄に対して、いい加減な意識しか持てないとしたら、それは彼等もはらわたが煮えくりかえり、 「だったら中国領になってやろうじゃないか」 と口がすべったとしても彼等を責めることはできない。

    我々日本人は、沖縄という土地を軽んじてはいけないし、日本の文明を重視し、大切に思う心があればこそ、尚のこと沖縄という土地に深い思いを寄せる必要がある。

    沖縄の王室と沖縄に伝わる久高島を中心とする沖縄神道の歴史について、日本人はもっと深い理解と知識を有する必要がある。

    (写真 左三つ巴紋)

    久高島 宇佐八幡宮 日本古道(古神道) 沖縄 琉球神道 神道

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