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    石原慎太郎と田中角栄の無念

    平成28年4月27日 日本史
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    石原慎太郎の『天才』がベストセラーになっている。彼の仇敵、田中角栄自身が語る設定の「一人称小説」である。石原氏が田中角栄に成り代わり、角栄の人生を肯定的に語るのは衝撃的でもある。

    この著作のベストセラーを受けて、『金スマ』というテレビ番組で特集があった。3時間に及ぶ大作で、田中角栄の軌跡と、それに関わる石原慎太郎の政治的軌跡がかなり詳細に描かれていた。国士田中角栄の先見性と行動力。金まみれの政治家と言われ、事実政治と政治家達を金まみれにし、土建重視の偏った国家にしたであろう政治的行動の数々。しかし、彼自身は決して金まみれではなかったし、日本のために命を落とすことも厭わない戦後の日本人には珍しい国士的政治家であった。

    番組後半、田中角栄の晩年の様子を伝えるシーンが映された後、石原氏は目の周りを真っ赤にし、泣いていた。その無言のシーンが数秒間続いた。田中角栄の無念。そして石原慎太郎もまた、自らの政治的誓願を果たせなかったことへの思いが重なったのかもしれない。互いに全く相いれない二人の政治家にとっての唯一共通の敵。

    石原の政治的誓願は、日本国憲法破棄であったと思うけれど、結局その1文字も変えることなく、自らの政治生命に幕を引いた。

    田中角栄は、日本という国家の自立と再生を目指し奮闘したが、その過程でアメリカ政府の不興を買った。日中国交回復に関する問題においてである。キッシンジャーは彼をして、「ジャップの裏切りものが」と毒づいたと言う。本当に、「ジャップ」と言ったらしい。

    日本の自立を政治信条とする政治家の中には、何等かの方法で、政治的、社会的生命を絶たれるか、病気、あるいは、病死、急死、事故死、自殺など、不遇な一生を終えるものがいる。

    スパイ映画のように思われるけれど、本当にそういうことがある。米国政府は、日本の主要な政治家のプライベートの詳細にいたるまで、綿密にファイリングしている。気にくわなけば、いつでも追い落とすことが可能だ。ネタがなければ、病気、病死、事故死、自殺など、いくらでも細工できるというわけである。

    近年の首相でもそういうことがあった。第一次の安倍さんもそうだったと言われている。彼は何か細工されたわけではないようだが、日朝絡みの政策でアメリカの不興を買い、危険を感じたんだと言われている。彼は今でも彼自身が本当に目指していることをそのまま実行しようとしたら、生命の危険に晒されるだろう。

    小泉さんも危なかったという説がある。やはり日朝に関わることで身の危険を感じ、急に態度を変えて、ブッシュの前でご機嫌をとり、さっさと政界から足を洗ったんだと言う。

    日本の自立と、そのための核武装論者でもあった、中川昭一もまた、不可解な事件に巻き込まれ、最後は不審死という悲劇に見舞われている。

    やはり、日本はアメリカにがんじがらめに縛られた属国、保護国なんだと。田中角栄も石原慎太郎も歯ぎしりした。

    日本国内には、米国政府の工作員のような政治家、官僚などが山ほどいる。左も右も関係ない。右翼だろうが、共産主義者であろうが、主義信条など、彼等にとってはどうでも良いことであるという。使えるものは何でも使う。

    恐らく、現代日本の最大の闇は、暴力団でも、フィクサーのような右翼でもなく、法務、外務、財務など一流省庁の一部キャリア官僚達や彼等をサポートする周辺の人々であろう。アメリカに留学した後、出世街道を歩んでいるような連中の中にそれらはいる。もちろん本当の意味で優れた、尊敬すべき官僚もいるには違いない。

    省庁内の権力闘争の過程で、これらの闇が一掃されるような、何等かの変動、世界的な変動が訪れない限り、この闇をあぶりだすことは難しい。

    最近思うが、戦後の日本の政治家で最もグレーなのは、吉田茂なんだろうなと。戦後最大の宰相などと言われているが。実は極めてグレーである。しかし、そんな人物でなければ、占領期の首相や重職を歴任することは不可能であったと思う。

    しかし、田中角栄が吉田茂の教えを受けて、政治家になったことを思えば、吉田氏もまた、複雑な思いのある政治家であったのかもしれない。しかし、彼によってもたらされた負の遺産が現代日本に重くのしかかっていることは事実である。

    サンフランシスコ講和条約締結と同時に、日本国憲法は破棄されるべきであった。

    以下、本日Facebookの他の方の記事にコメントした文章を転載する。

    ————————————————————————————

    憲法は、国柄を示す重要な文言になるわけですが、日本国憲法が日本人が作ったものではないことはもはや常識です。あまりにも有名な憲法前文、

    「--- 我らの安全と生存をあげて、平和を愛する世界の諸国民の公正と信義に委ねようと決意した。我らは、平和を維持し、専制と隷従と圧迫と偏狭を地上から永遠に払拭しようと努めてゐる国際社会に伍して、名誉ある地位を占めたいものと思ふ。---」

    主語が自分ではない。我等日本人の平和と安全は、平和を愛する諸国民に委ねたわけです。国際社会は、平和を維持し、専制と隷従と圧迫と偏狭を地上から永遠に払拭しようと努めているが、我々日本人はそうじゃなかったんだと。だからこれからはそうなりたいんですと。この文章は世界に土下座しているのと同義の内容です。

    この文章には全く主体性がありません。この文章を見ただけでもこの憲法が占領憲法であることは明白だと思います。こんなものは憲法ではない。こういうとんでもない代物が憲法として珍重されるような国だから、旧社会党や朝日新聞に代表されるような、外国の顔色ばかりうかがうような連中がのさばる結果になるんだと思います。そして平和平和と口で言ってるだけ。今の日本社会が相対的にいびつでおかしいのはこれが原因なんだと私は思っています。憲法は国柄を規定するものです。だから、だんだんそういう人間になっていく。

    また長くなりますが、日本国憲法の無効を表明する有名な古典的名著「日本国憲法失効論」にこうあります。別にドイツのほうが良いと、私は思っていませんが、少なくともこの「アメリカ人」はそう考えた。参考になる文章ですので転載します。

    「終戦後、東京裁判の最中、ドイツを視察してきたあるアメリカ人は、ドイツの復興を称賛しながらこう言った。ドイツの復興は魂の勝利だ。日本人は日本魂などとうぬぼれているが、精神的復興はドイツの方が遥かに先だ。ドイツの青年どもは、我々占領軍に対して、お前たち三等国民が、われわれ一等国民を統御するなどとは片腹痛いといった調子で、あざけり笑っている。---ドイツの街にもパンパンはいる。しかし日本と違うのは、ドイツのパンパンは恥ずかしそうに、ドイツ青年の眼をそらしながら、下うつむいて歩いているが、日本のパンパンは、アメリカ兵の腕にぶらさがり、チューインガムを噛みながら空を仰いで誇らしげに歩いているではないか。---日本は女ばかりではない。男までがパンパンのまねをして、民族の誇りも、伝統も打ち捨てて、奴隷の如く、乞食の如く、自ら劣等国民に成り下がっているではないか。---連合国の占領統治だってそうだ。知らぬ他国で、何もわかるものでもない。手掛かりはみな日本人の密告と投書だ。日本人同志が互いにあばきあい、悪口の言い合いをして、占領軍の手引きをしてくれる。われわれにはありがたいが、日本民族としてこれでよいのか、と。---そのドイツ国民の占領治下の文化的攻防戦のクライマックスは、占領軍の憲法制定命令に対して、西ドイツ十一州の代表者たちが、一致して反対したときであった。「主権も自由も持たない、占領下のわれわれが、しかも東西に分割されていて、どうして憲法を制定することができるか。もし占領軍がドイツ国民に対して、憲法の制定を強要するなら、われわれは、いっさいの占領政策に対する協力を拒絶する。」といって、強硬に抗議し、英、米、仏三国の軍政長官らをして、その意気と正論に服せしめて、たんなる「西ドイツ基本法」を制定するにとどまった。」

    日本とドイツの戦後の占領政策においては、明らかに人種差別的理由による差異があった。アメリカ合衆国では当時、白人と黒人は同じ席に座ることもできないほどの差別政策をとっていたが、アメリカ人は、欧州人には劣等感を持っていた。こういうことが占領政策に差異をもたらした。

    空襲や原爆投下など、戦時中の作戦計画も同様の理由から差異が生じています。このあたりは、さまざまな書物で解明されていますが、わかりやすいものとして、『なぜアメリカは日本に二発の原爆を落としたのか』(PHP文庫)などがあります。

    ナチスは、ユダヤ人、ロマ、及び同国人の不具者への差別政策を行った。ニュールンベルグ裁判に関しては、戦争行為ではなく、これらの人道上の問題を裁くことが主要目的であったが、日本はこのような政策などとは何の関係もなく、東京裁判の主要な目的は『懲罰』であったと思われる。

    また、ドイツでの裁判と整合性を保つために南京大虐殺などが創作されたと言われている。近年、韓国人が好き放題のことを言うのは、アメリカには都合の良いことでもあるし、戦後の李承晩政権はアメリカの傀儡政権として、アメリカの指令の下、徹底的な反日政策(日本との離反政策)を行ったが、今の韓国人を見ていると彼等もまたアメリカの占領政策にまんまとのせられているものだと。

    いずれにしても当時の日本人としては、ドイツのようにいかなかった事情はあるでしょう。しかし、日本人自身が気概を亡くしたのもまた事実であったと思われます。

    個人的には、日本国憲法は占領時に強制されて制定された憲法であるから、ハーグ陸戦条約違反の代物として即刻破棄。大日本帝国憲法を復活し、問題点、現代の事情にそぐわない面を修正して再公布すべきだと考えます。(一応、理論上、日本国憲法は改正大日本帝国憲法ということになってはいますが)仮に大日本帝国憲法に問題があったとしても、少なくともこの憲法は日本人の意思によって、日本の将来を見据えた前向きな精神によって作られたものであることは明白。異国の人間がその国を統治するという目的のみで作られた後ろむきな代物とは比較にならない。

    以下は、制定は古いが、現在でも有効な国際法。

    国際法によれば、占領軍は、被占領国の内政には介入できないとするのが一般的な解釈である。

    ハーグ陸戦条約 第三款 敵国の領土における軍の権力

    第43条:国の権力が事実上占領者の手に移った上は、占領者は絶対的な支障がない限り、占領地の現行法律を尊重して、なるべく公共の秩序及び生活を回復確保する為、施せる一切の手段を尽くさなければならない。
    第45条:占領地の人民は、敵国に強制的に忠誠の誓いを為さしめられることはない。

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