以前、ある仕事をしていた時、主に関東地域の広い範囲であったが地域の人達と交流する機会があった。 そこでつくづく感じたのは海に面した地域と内陸地域の人で気質が大きく違っているということだ。
海に面した地域の人々の気質は、一般的に陽気であり、世情の流れや、人間関係の機微に非常に敏感で、新しい動きに俊敏に対応する。悪く言えば「はしこい」というか、表では「はいはい」と景気が良いが本心では舌を出してるようなところがある。人の言うことにどこか眉に唾つけて聞いているようなところがある。
一方、内陸型の人々の気質は、真っ直ぐな気性で、上下関係に忠実なところがあり、結束力があり、根気強く、信用した人の言うことには真面目に向き合うようなところがある。しかし、世の中の流れに対する俊敏性が弱く、時流に素早く乗ることにかけては奥手だと言える。
日本のように細長い列島ですら、海沿いと内陸でこれほど気性に違いがあるのかと思ったものだ。
私は、生まれてからずっと海沿いに面した地域で住んでいるので海型かもしれない。
海型の人と話をしていると、物事の理解が素早く面白いけれども、あまりの「はしこさ」に疲れることがある。内陸の人はなかなか本心を言わず理解しているのかわからない面があるが、心がぶれず静かなので落ち着く。
それぞれ良い面悪い面がある。
世界に目を向けるとやはりこれは明らかで、海に面した海洋国家は、時代の流れに俊敏で変化が早い。一方内陸国家は変化が緩やかであまり時間の流れに制約されない傾向があるように思う。
ユーラシアの中央部分の多くの国家は、旧ソ連と中華人民共和国に属しているが、海洋型国家に比べて明らかに政治風土の時代的変遷が緩やかだ。
因みにアメリカ合衆国は、地政学的には海洋型国家である。 言うまでもなく、日本とイギリスも同様。ドイツは内陸型。
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