プーチンという人は、日本の戦国大名のような人。だから自分の縄張りが侵されるようなことがあれば人の命をとることは躊躇しない。自分にはそういう彼の「武将」的な感覚が良く分かる気がします。現代の日本人からすると想像し難い恐怖を感じるのかもしれませんが。しかし、彼は「侍」的な精神の持ち主のような気がするんですね。もしかすると日本の戦国大名の生まれ変わりかもしれない。と感じることがあります。
プーチンが「個人的に」極めて日本に好意と、ある種の尊厳を持って接しようとする気持ちがあることは間違いないでしょうね。わたしが個人的に、世界の首脳を見る中では、突出してそういう「特別な」感覚を彼から得ることができる。
ちょっと特別な感覚を得る。だから戦国大名の生まれ変わりかと感じるのです。彼の日本に対して感じる感覚が、魂の震えを伴っているように思うことがしばしばあるからです。
日本の外交戦略としてはそれを利用しない手はない。とはいっても、日本人的な「友達だから」なんでも気を許すなんてこともあり得ない話です。
ロシアの国情は現代の日本人には理解できないかもしれない。
領土問題でこじれればすぐさま軍事行動を起こす国家が話し合いだけで領土を渡すことは奇跡に近い。そんなことを本気で信じている日本の専門家がいるというが、かなりのアホ。もっとも北方領土に関しては過去の経緯から必ずしも奇跡がないとは言えないが。
しかし、プーチンが、日本の望むような解決策を決断したとしたら、彼のロシア国内における地位を失うことになるのは、ほぼ確実な現実。暗殺される可能性すらあるだろう。そんな愚かな決断を彼がするはずもない。
来日直前に日本と条件交渉していた、ロシア政府の高官が逮捕された。あの時点で、領土問題の進展は不可能になったと思う。ロシア国内の勢力権力争いや主義主張の抗争は簡単ではなさそう。ほいほいとロシア人が全員一致で領土を渡すことはないだろう。歴史的にもそんな事例は、アラスカのアメリカへの売却くらい。あれはロシア帝国の懐事情がからんでのことだろうし。
それよりもプーチンと6時間もサシで話をした世界の首脳はほとんどいない。内容が公になることはないだろうが、非常に有意義な機会を得たことは確実だと思う。

