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和魂和才と女性と直観力

平成29年2月28日 日本文明・神社・神道
枚岡神社
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直観力や嗅覚と言えば、男性よりも女性のほうが優れた面があるのかもしれない。

子供に対しての愛情深いがゆえに子供のさまざまなことが分かったりする。

男性の浮気とかに関する感覚もすごい。男性からみると怖いけれど。

しかし、女性に対して、直観力とか嗅覚ということの意味を説明する場合にはこういう言い方が理解されやすいであろう。

巫女など、女性にはそういう能力が本来あると思われる。

とはいえ、あまり身近なことにそういう能力を集中させすぎると、心が荒れる場合が多いので注意が必要である。

直観力や嗅覚のようなものを、身近な人間関係などに集中させすぎると、恨み、怒り、呪いなどに転嫁する可能性が高まる。

幽霊話は、男性なら平家とか武将の怨念というのがあるが、女性の怨念というのは男絡み、又は子供に関わることが多い。

日本人は女性にしても男性にしても、本来、霊的な、あるいは直観的な感覚が優れているという特性がある。

幽霊に女性が多かったとしても、それは女性が虐げられているからというよりは、日本人の特性に由来することがあるだろう。

逆に言うと、日本人は感覚の鋭さだけで生き抜いてきた、という面すらあると言える。

その分、その負の部分が、女性の怨念譚とか、落ち武者の怨念譚という形で言われることが多いだけのことだ。

だから、現代において、日本人にそういう能力が失われつつあるということは、日本人としての「強み」が失われているということでもある。

日本創成期は和魂和才だったが、中国からの文化を知ると、瞬時に和魂中才に変化する。幕末になって西洋の勢いが増してくると、瞬時にして和魂洋才に変化する。和魂中才の時代はかなり長かったが、時折和才への回帰運動なども起こった。

明治から昭和初期までは、和魂と洋才と、和才、洋魂を含めそれらをどのように咀嚼するかが主なテーマともなり、文化人の懊悩をも産んだのであるが。

しかし、この変幻自在な有様。これは感覚的にやっていることであって、理論的にやっていることではない。もし日本人が、理論的な気質であり、理論的に海外の文化、すなわち、支那文明とか、西洋文明を受け入れていたら、和魂を保つことはできなかっただろう。はるか昔に中国化しており、さらに西洋化していることは確実である。

日本人が変質しないのは、和魂を保ちえたからであるが、その和魂は何かというと、その概念は確かではない。 感覚的、直観的であることは日本人としての生命線であるとも言える。

和魂を確かならしめる必要はない。なぜ和魂はあり続けるのか。これを追及してゆきさえすれば良い。

キーワードは、自然、神道、天皇、禊、祓、鎮などがある。鎮守の森と土地と人間との関係性とそれに伴う社会構造を追求する必要もある。

教えの必要がない世界。教えがなくても、自動的に、人間が保たれる社会。こういうことを追求してゆく。 これは、日本人にしかできないし、他の文明国には理解すらできず、現状でそれを素直に受け入れる準備すら整ってはいないだろう。

それでも、今の社会、これからの社会に必要とされることは確実である。 現代人は理屈で納得しないと何も認めないという思考回路が出来上がっている。それが真実とか新しい価値観を生み出すことを阻害している。

昭和二十年八月十五日以降、日本人の感覚世界は衰えているが、それでも主に若い世代はそのことへの不安が本能的に存在していて、和魂に回帰しようと無意識的にではあるが模索している姿を目にする。

これからの日本人にとって必要なことは、和魂和才の復活、というか復活でなくても良いが、それへの目覚めということだ。

世界も次第にそれを、無意識のうちにも、期待するようになっていくだろう。

(写真:枚岡神社)

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