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鎮魂と気づきと意識の転換

平成29年8月20日 日本文明・神社・神道
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鎮魂するとはその人の意識を転換変容させることである。それは良い意味でしかない。

どうするのか。

例えば自分がどうしてもできないことについて考える。例えばどうしても行けない場所があったとする。

その時、その場所について調べてみる。

私に例えれば、前回書いた出羽三山「蜂子皇子」を調べる。すると次に佐渡の順徳天皇(上皇)のことが出てくる。

一見自分には全く何の関係もない話である。しかし、そこにいろいろな問題があり、非常に大きな意味があるのだろう。

こんな歴史的なことではなく自分の先祖の場合もあれば、住んでいる地域に関わることの場合もある。

理屈はどうでもいい。調べても自分との関わりなど分からないだろう。そんなことはどうでもいいのだ。

しかし、そこに問題があるということだ。

そしてそこに意識を向ける。そこへ行ける場合はそこへ行くのも良い。

もし私が古代人であり、なにがしか力ある人間であったならば、この場所や人物に関わる神社を建立し、手厚い祭儀を行っていただけるようにするだろう。

しかし、現代の力なき身分ではそれも叶わぬ。だから今自分ができることをする。現代人なりに行う。

みそぎはらへたまへしずめたまへ

それはあたかも、能の謡曲のように、地方を巡る、ある僧侶が、面前に現れた武者の霊魂に経文を唱え回向するのと同じように。

するとやがて必ず大きな気づきが起こる。

ただし、気づきを期待してはならない。

何も考えないことだ。

そしてそれを読んだ、聞いた、知った、他の人も必ず関わりがある人である。その人がまた意識を向ければそこでまた変容が起こる。それは静かに波紋のように広がって行く。

すると、そこに関わる土地にも変化が起こる。

なぜ関わりがあるか。それはどうでも良い。それを調べても分かるわけがない。しかし、稀に分かる場合もあるだろう。それはそれだ。それが最大の目的ではない。

意識が同じところに留まり滞留している。そういうことがある。それが思いもよらないことを引き起こしている。そこに働きかける。

どこで何がどうなっているか。それは多くの人には分からない。

「風が吹けば桶屋が儲かる」をもっと複雑に時空を超えてやってくるものだからだ。

とにかく、その「滞留」したものをほどく。

すると誰かに気づきが起こる。

するとその人の周囲の人間にも必ず何かの変化を及ぼす。

それが土地や地域にも及び、何かが起こるのである。

これが波紋のように国や世界を変えて行く。

一生同じ意識に留まったまま人生を送るのか。

それとも一歩一歩前へと進んで行くのか。

気づきが人の人生を後退させることはない。

個人にとって「鎮魂」の真義はここにある。

禊であり祓えの真義である。

祭儀の規定に則って行うことだけが鎮魂ではない。

前へ進みたければ「鎮魂」することである。

日本人は自らを「鎮魂」しなければならない。

「鎮魂」するとは曲がった結びをほどくこと。

むすびをとくこと

曲霊(まがひ)を直霊(なおひ)とすることだからである。

すると人々や土地や地域や国家が神々と繋がることになる。

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