ある人は問う。
「もし、あの時ああしておれば今頃はきっと、、。」
別の者が言った。
「人生にもしもはないんだよ。これ以外に道はなく、人はそれを望み、そしてこれが最善の道だ。お前には今ここに学ぶべきことがある。」
それを聞いてまた人が問うた。
「なぜおれは生きているんだろう。そして、なぜおれは今ここにいるのだろう。」
また別の者が言うた。
「それはお前がそれを望んだからだ。お前はそんなことはないと言うかもしれぬ。それでもやはりそれはお前が望んでいるから今ここにお前がいるんだよ。疑いようもないことだ。」
そうして、人は、今この場所に魂を落ち着ける以外に道がなくなったのである。
すると、いままでよりはずっといろいろなものがよく見えるようになったんだと、人は言うた。

