日本人が訪れることの多い街を歩けば、大概、日本語で書かれたメニューが店先に掲げられているのを目にする。
そういう場所へ行けば、おもてなしはそれなりで、味もそこそこだろう。
釜山に来た以上、素の韓国人はどんなものかを知る。これが私の旅の基本。
コメント欄に追加した写真のような湾岸の高層ビル群が並ぶ界隈。日本で言えば、東京なら豊洲とかお台場辺り。風景はほぼ全く同じだが、高層ビルの高さがこちらは相当に高い。
建築中の高層ビルを見ると、日本に比べて明らかに普請が緩い。非常な高層の割には主柱が細い。
日本で頻発する震度5以上の地震だと痛むかもしれぬ。そういう建物群。
そんな豊洲かお台場みたいな商業エリアに、イオンみたいな巨大なスペースがあり、そこにフードコートがあった。
ハングルはさっぱりわからないが、幸いにも日本のように商品サンプルが置いてある。欲しいものを写真に撮って、レジのおばさんに見せて。
「これをくれ」と。
話しかける前までは満面の笑みをうかべていたが、韓国人ではないと知ると急激に笑顔が消えて、投げつけるように釣銭を渡される。
ポケベルみたいな機器を渡され、これも日本のフードコートと同じだが、出来上がるとブルブル震えるヤツだ。
下手くそな韓国語で受け答えするとまた無愛想な店員が食物を渡す。
サムゲタン風スープに短く切ったうどんのような麺類と餃子が入ったもの。付け足しに大きな大根のキムチ。
味は非常に良い。見栄えはサンプルの方が実物よりもかなり良い。これは日本も同じことか。
フードコートにしては相当に上出来である。
これで700円くらい。
店内は空いていたが地元の韓国人しかいないようである。




