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渋谷の居酒屋でのロシア人達と – 無骨なロシア人気質

平成29年12月7日 政治・国際関係・経済
ウラジオストク(by photo ac)
ウラジオストク
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先日、知人とある居酒屋で飲んでいた。店内の、私たちのいる隣の席で10人ほどの西洋人が飲んでいた。まだ20代の学生風の若者であった。

居酒屋の喧騒の中、彼らの話言葉が少しづつ聞こえてくる。あきらかに英語ではないので、どこか欧州の国であろう。私が聞いた感じでもスラブ系であることは分かった。

「東欧のほうか」

私が知人に言うと、

「ポーランドかもしれない」

知人はヨーロッパ暮らしが長いのでかなり言語で国を特定する力がある。そうなのかと思ったが、私は面白いから聞いてみてはどうかと知人に言った。

知人の座っている席のすぐ後ろに彼らがいたからだ。結局彼らはロシア人であった。みな東大や早稲田の学生であり、同時に大使館などに研修で勤務しているようだ。中にはロシアの通商代表部に勤務している者もいた。

日本でこのようなロシア人の集団に出会うことは極めて珍しい。

私は席が離れているので話はできなかったが、トイレに行くために席を立った男性が自分の前を通りかかったので話かけた。すると彼は開口一番こう言った。

「あなたたちは日本人なのにどうして日本語で話さず英語で話すのだ」

そう憮然とした表情で話してくる。知人は英語で話しをしていたからだろう。私も最初は挨拶を英語でしたかもしれない。

私はなるほどと思って以降日本語で話しをしたのだが、確かに、彼は東大生だから、日本語が話せないということはないだろう。

ロシア人とは何度か話をしたことがあるが、こういうところがある。どことなく「侍」的な、武士のような武骨さがある。

「お前は日本人だろう。日本人なら日本人らしくしろよ」

ロシア人のこういうところは好きである。

それが今になって、元号なんか廃止したらどうかと言った日本人男性の言葉とオーバーラップした。

現代日本人は、日本とは、日本人とは、ということを真剣に考える機会もなければ、そのような知識も教えられない。高学歴と言ったところでその手の知識は無に等しく、ただただ西洋、特に米国から来たさまざま価値観ばかりを頭に入れている。

そういう高学歴な人間がテレビ局とかさまざまなメディアや教育界に就職してやることと言えば、西洋の価値観をより広めるようなものであろう。

近年アジア情勢が緊迫してきて、日本人も日本人としてしっかりしなければならないと感じ、まずは反日勢力と闘わなくてはならないからと、若者たちが排外主義に走る。

排外主義という選択肢以外に自国を愛するという言動ができないからそうなる。いやそうならざるを得ないのかもしれない。

一方で国家観を喪失した若者達はどんな危機にも無感覚で、日本で何が起ころうと興味を示さない。天皇にも日本文化にも日本という国柄についても全く興味もなければ、知識もない。

そういう、GHQの申し子のような人間が巷に溢れる。

「ある国を滅ぼそうとするのに武器は必要ない。その国の文化を抹殺すれば良い。」

GHQの責任者たちはそういう理念のもと、戦後の日本社会の構築と、日本文化の抹殺を試みたからだ。

その反動なんだろうけれど、一方で、中国人や朝鮮人やその他の外国人を暇さえあれば誹謗中傷し、己が留飲を下げるだけの「誇りなき愛国者」がネットに溢れる。

その一方で、国家観の抜け落ちた、日本人としてのアイデンティティを喪失した、「都合の良いノンポリ左翼」が溢れる、というのが今の「一般的な」日本社会の有り様ではないか。

都合の良いノンポリ左翼とはどういう意味かと言えば、日本とは何か、日本人とは何かという知識が全くないがそれなりの西洋的価値観を備えた人々で、さまざま現代風な価値観で意見を言うが、日本人としての立場をしっかりと踏まえた上での見識が存在せず、日本という国土に関する思いも、信念も、理念も希薄である人々ということだ。

日本を実質上支配している米国の支配層から見たら、あるいはグローバリズムという名の西洋主義を操る人々から見れば、操りやすい、都合の良い人間だと思うし、これこそGHQの理想上の日本人なのではないか。

そういう人間は左翼思想はなくても平気で元号の廃止を言う。別に悪気はないのだ。思ったことを言っただけのことだけれども。言ってることは極左の新左翼みたいな連中と何ら変わらない。奇妙な符合というものである。

誇りなき愛国者と都合の良いノンポリ左翼の支配する日本とはなにごとか。

結局、教育というものの重要性。

世界で類例がないほど、自国のことを知らない、意識もしない、自覚もなければ、自信もない。そうでなければ排外主義を用いることでしか日本人を感じることができない。そういう国民を生み出した戦後日本の教育というもののあり方を真剣に再考しなければならない時に来ていると思う。

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