占領期、日本は共産化の一歩手前にいた。
近年ヴェノナ文書という文献が公開されている。米国政府によるアメリカ国内における工作員とソ連共産党との暗号解読文書のことである。
戦後の占領政策とは何だったのか。今現在の日本社会に、それは、いかように影響しているのか。
いかにして人間社会が改変され得るのか。そのための「細胞」がどのようなプロセスで社会に浸透するのか。そのロジックがよくわかる良書である。
なぜ日本のメディアは真実を適切に語らず、自国と自国民に不利益な報道姿勢であり続けるのか?
戦後の占領期間に占領軍はどのような体勢と背景を持って日本の国家体制の改変を行なったのか。
それらに対して、昭和天皇や当時の政治家がどのように抗い、挑んだのか。
それらの根源的な問題に切り込んだ作品となっている。
戦後史がよく分からない。日本の戦後とは、敗戦とは何だったのかをもっと知りたいという方におすすめです。
どうやら全部で三部作になるようで、この著作は終戦から朝鮮戦争前くらいまでの占領期を主とした内容になっている。
前作「コミンテルンの謀略と敗戦の危機」と合わせ、年末年始時間あれば一読される事をお勧めしたい。
前作では日中戦争から大東亜戦争開戦までの期間について扱っているようである。

