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    Home»日本文明・神社・神道

    「禁秘抄講義」を読む(3) 供え物・髻など

    令和元年6月13日 日本文明・神社・神道
    「禁秘抄講義」を読む(3) 供え物・髻など
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    神事を行わない天皇は天皇にあらず。神事を行うことで天皇は神話と繋がり、神々と繋がる。神話より引き継がれた御体にあるから始めてその意義と価値が定まる。

    神話と切り離された天皇は日本文明の体現者、証明者、継承者とはなり得ない。文明の核になり得ない天皇を天皇とは呼べない。それは権力者の末裔にすぎない。天皇はイギリス王室とは違うというのはここにある。

    西洋において文明の継承者は、ローマ教皇であり、王室ではない。したがって、天皇は西洋王室とは同等ではない。ローマ教皇に近い存在となる。近年、日本の皇室がイギリス王室に範をとるような風があるが本末転倒である。 文明は、神話を自らの核として成立する。ローマ文明はローマ神話とその神々を、ギリシャ文明はギリシャ神話とその神々、エジプト文明もインド文明もまたしかりである。西欧文明は、ギリシャ・ローマ文明の胎盤の上に、聖書という神話を基としたキリスト教の神を文明の核としている。

    およそ世界史の主要な文明において、その例外はほぼない。

    日本文明においてもまた同じである。日本神話とその神々。そして神話継承者である天皇をその文明の核とし柱とする。柱なき文明は崩壊四散するのみ。心御柱とはそういう意味である。

    (1-2)賢所
    穀物、果物何であれ、持ち込まれたものはまずその「初穂早物」を供えるが、台盤所といい、清涼殿の一室に、供え物を置く棚があるので、据え置き、女官を呼んで供奉する。昔(順徳天皇の時代以前)は、内侍の官吏が温明殿内に常駐していた。

    元は僧尼の田園で育ったものであっても、人々(全国)より納められたものは、はばかることなく神前に供奉する。神宮には僧尼仏経などを忌むことがあるが、神鏡の御分霊がおります所であるので、当然のことであろう。

    《賢所には、神代から神鏡として伊勢神宮における如く崇め奉り、伊勢の代宮とされており、神事の次第は、伊勢と同じである。古代において、神鏡と天皇が同じ場所にあった時は、御冠をし、御髻(もとどり)をしたまま過ごされた。冠の後ろ側の高く張ったところ(巾子-コシ)に穴があるのは、そこに緒を通して髪(髻)を結んでおくためである。》

    (写真;明治天皇)

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