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    神道の仕組みは地球のシナプスとなる

    令和元年11月25日 日本文明・神社・神道
    神道の仕組みは地球のシナプスとなる
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    先ほど家紋のことについて書いたが、家紋は一つの象徴的な事象であって、家紋ありきという話ではない。

    どういうことかというと、家紋について知る機会があるということは、自分の先祖について調べるということであり、自分の先祖たちが何をしていたのか、どのような価値意識を持って暮らしていたのか、何を大切にしていたのか、どんな人がいたのか、どこに住んでいたのか。そういう情報を得る機会があったということにもなるだろう。

    それらの知識を得るということは、自分の先祖と繋がると言うことであり、先霊と自分の魂とが交流を始めるきっかけになるということでもある。

    人が先霊と交流することで、同時に、その先霊と関わりのある土地の神霊や人霊、先祖霊とも繋がる機会を得るということになる。

    それは自分が何者であるのかを知る重要な手がかりの一つにもなるだろう。

    これは日本文明の基礎的な在り方に繋がっていく。

    この国において、そのような繋がりなく生きるということは、その時々の欲望や衝動だけで生きる「その日暮らしの魂」というに過ぎない。それはもはや「日本人」とは言い得ない。そういうことを家紋の話に結び付けたかったのである。

    そして日本文明の核として、自らこれを体現し、継承する役割としての天皇がある。

    天皇とは人ではない。

    肉体として系譜を引き継ぐ天皇の存在
    神話の時代から存在し続ける天皇霊
    天皇霊の御親神である天照大御神

    この三位が一体となった「状態」が「天皇」であり、人格としての天皇はあまり考える必要はない、というと言いすぎかもしれないが、本来別物である。

    天皇とその文明に暮らす人々との時空を超えたネットワーク(集合体)が日本文明の基本構造となる。

    天皇とは日本文明にあって必然的におられるものであり、日本文明と一体化した存在である。その御役割は尊いが故に重い。

    では、日本人であるとか日本文明の一員であるとはどういう状態のことを言うのか。

    例えば、海外から日本にやってきて暮らしたいと思う。日本が好きで日本人になりたいと思う人がいるかもしれにない。

    この場合も、それがたとえ日本以外の土地であったとしても、自らの先霊と繋がり、先霊の関わる神霊と繋がり、同時に今生活している地域の神々や日本の神々とも繋がる。こういう発想や姿勢があれば日本文明の仲間入りである。

    私は日本文明の文明圏を拡大すべきだと考えている。

    それは、これまでの諸文明が行ってきた、自らの覇権を拡大するためのツールとしてではなく、それぞれの文明がそれぞれの地域やそこに暮らす人々が土地の霊魂や先霊や神々や神と繋がる地球規模のネットワークを構築し、それぞれの地域や文明圏が切磋琢磨しながら共発展していくためのツールとして神道の仕組みを広げるべきであるという考え方だ。

    分かりやすく言えば、それぞれの地域の価値観や文明観に根差した「鎮守の杜」の地球規模の拡大ということだ。

    神道とは諸文明を繋げるためのシナプスの役割を果たすだろう。諸文明をニューロンとするならば、それを繋げるシナプスの役割をするのが神道的な仕組みである。

    これができるのは、どう考えても日本文明以外ありえない。

    これは最近メディアなどでよく言われる、「多文化共生」というのとは全く違う。

    こういうのは、西洋流の表面的な思想からの受け売りに過ぎない。

    別々の価値観や文明観や宗教を持った人が同じ屋根の下で、自分達の価値観を「殺して」暮らすことなど間違いなく不可能である。

    それを「思想」や「道徳」で強制しても最初は表面上は上手くいっても必ずひずみがでる。

    こういうのは、所詮一神教の強制的な文明が無理やり、誤魔化しながら時間かせぎするための屁理屈に過ぎない。

    挙句、差別問題が起り、そこでまた、法律やら、コンプライアンスやら面倒な屁理屈や綺麗事を上塗りして、益々社会が複雑でストレス化するだけの話である。それを生業にして金儲けする人間が喜ぶだけの話だ。

    それぞれの文明は、自律しながらも互いに、何がしかの「霊的」なネットワークに支えられながら生活する。

    それぞれの生活圏文明圏がさらに神道的な仕組みを得た「シナプス」の作用によって、必要に応じて情報を共有しながら、それぞの価値観の中でさまざまなものを生み出したり、新たな発想を積み重ね構築していくことがこれからの世界には「絶対に」必要なことなのである。

    西洋文明の一元的(一神教的)な世界観でこの世界を「強制的に」あるいは「力技で」構築することの限界は明らかであり、その綻びはもはや覆うべくもない。人の魂やそれぞれの文明の中で暮らす人々を「一元化」することなど所詮「絶対に」無理である。

    そのような中で、西洋文明の発展によって「距離を狭められた」世界を引き継ぎ、次なる世界の構築に最も重要な役割を果たすのは日本文明にあって、それを支える日本人一人一人がその意志を明らかにしながら生活していくことの重要性は計り知れないものであることを強く認識すべきである。

    現代において、人の自我意識が拡大した状況に応じて神道もまた表現や解釈の方法を変える必要があるだろう。この考え方もまたそれを念頭に置いている。

    神道がこのまま日本という国土に留まっているだけでは、最終的に衰退していくだろうし、それは世界にとって大きな損失である。

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