欧州は、15か国ほどを実際に廻った。どこに行っても必ず訪れることにしていたのは、教会などその地域の霊的な核となる場所であった。
フランスにはいくつかの聖地と呼ばれる場所があり、スペインにも存在する。スペインには行ったことがない。
しかし、明らかに言えることは、西洋文明の中心はまぎれもなくローマであるということ。
西洋文明においてローマは、日本でいえば伊勢神宮や出雲大社のようなクラスの教会がいくつも存在し集中している場所であり、その程度は他の地域を圧倒している。
ドイツや北欧東欧などにある教会は、プロテスタント系の教会も多いが、いずれにしても、日本で言うならば、諸国一宮クラスの教会しかない。
フランスにはルルドなど局所的に聖地と呼ばれる場所はあるものの霊的な影響力や規模においてローマには及ばないだろう。
西洋の中心地は、ドイツやイギリスフランスあるいは米国と言った国々の主要都市にあるとしてもそれはあくまでも政治経済的な中心地に過ぎない。
西洋文明の中心地はローマである。キリスト教の発祥地がイスラエルにあったとしても、欧州におけるキリスト教文明の発信地・原点はローマにある。
ローマが崩壊したら、西洋文明の霊的世界は崩壊するだろう。その文明の霊的世界が崩壊するということはその文明が消滅するということと同義である。
日本でいえば、伊勢神宮の心御柱が崩壊したり、天皇が消滅することと同じである。
従って、西洋文明の有り様を見る上で、イタリア、ことにローマの状況を見ていかなくてはならないということになる。さらにローマには、キリスト以前のギリシャローマ時代の文明的要素も含まれる。
ローマは、「西洋文明の核」ということになる。
(写真:フォロロマーノ wikiより)

