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軍人であり医者でもあった父親から学んだこと

令和3年9月20日 コラム
走水神社
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父親は、60歳を過ぎた頃から腎臓を患った。まだ名古屋にいて診療所をやっていた頃だったが、ある時それが悪化して、腎臓専門の大学の医師に診断してもらった。

「症状は極めて悪化しており、継続的な透析が必要だ。」

そのように診断されたという。父親はその話を聞いて、透析を1回受けた。

しかし、その後、大学の専門医の強い警告にも関わらず、1回だけの透析で勝手に退院してしまった。大学の専門医は激怒して、

「あなたがどうなっても私は知りませんよ。」

と強く諫めたが、父は全く意に介さなかった。

「透析というのは繰り返し行うと、腎機能が完全に死んでしまうので、以降、透析を受けないと死んでしまう体になる上、血管もしだいにボロボロになるから本来的な寿命も縮まるんだ。あいつらは、自分達の点数稼ぎで透析者を増やしたいだけ。言いなりになってはいかん。」

と私と母の前で語った。その後、独自の食事療法で治癒してしまう。

大学の専門医は治癒の話を聞いて、驚き、学会で珍しい症例として発表したという。

父親の場合、自分の症状の度合いをさまざまな数値や自身の体感を見た上で、医学的知識も加味できたから、このような「強引」な意志を貫けたのだろう。普通の何も医学的な知識のない人間が専門医の強い警告を振り切って独自の療法を進めることは難しいだろう。

とは言え、父親の戦時中のいくつかの話を聞いていて思ったのは、必ずしも知識に依存するのみならず、独特のサバイバル的な直感力のようなものが優れており、死線を乗り越えてきたことは、私自身感じていた。

父親は、「通念」というものに依拠せず、自分の感覚と知識と直感を信じて生きることが重要であることを私に教えてくれたように思う。

一方、私自身の経験は、母親の病気に絡んだことだ。

父親に上記の問題が発生したのと前後して、母親も重病に陥った。リンパ癌と診断された。余命半年から数年と診断され、名古屋の癌センターに入院した。

この時の詳細は以前記事下リンクに書いている。

私は通念は全く信用しない。もちろん、それにはそれとしての貴重さもあるし受け入れるべき内容もあるだろう。

しかし、

「正直者は馬鹿を見る」

ではないが、社会通念には常に何某かの「都合」が介在しているものとしてみることが必要だ。

2020年以降、世界的なレベルで社会が異常化している。それにすら気づいていない人もいるかもしれないが、恐ろしい状況になってきている。

私の目から見ると「悪意」が圧倒的に強く、「良心」は細々としかその力を得られない状況だ。偽の正義や良心が恐ろしい力で跋扈して、社会全体を世界レベルで覆っており、その濁流に大半の人間が呑み込まれざるをえない状況になってきている。

自分を信じるためには、自分の柱となるものが必要だ。

その重要な一つとして、日本人であれば、日本文明の柱たる「八百万の神々の世界」に目を向ける意識というものを忘れていけない。

現代はそういう意識が、人にとって最も必要な時代に突入した。少なくとも、そのことに気づいた人は幸運である。

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