今回のウクライナ情勢はあたかもヤクザ映画を見ているように感じる。
新興の経済マフィアが、主人公の昔気質の武闘派の任侠ヤクザのシマを次々に荒らしてくる。
「時代遅れのジジイは引っ込んでろよ。」
とパリパリのスーツでキメこんだ経済マフィアは、主人公をせせら笑っている。
任侠ヤクザの親分はついに堪忍袋の緒が切れて「カチコミ」を決意する。
「もう我慢ならねえ。」
プーチンは任侠ヤクザの親分というよりは戦国武将の武田信玄のような気質の人だとは思うが、こんな感じだろう。
世界中の報道はプーチン=極悪人のレッテルを貼って大騒ぎしているがウクライナ人の過半数の本音は欧米発のメディア報道からは見えない。
軍事拠点を制圧して国際金融資本傀儡の政権を倒して親露政権を樹立する算段だと思うが、ガス利権が欲しくて仕方がない国際金融資本の連中は今や歯噛みする思いで状況を見ているに違いない。
「次の手はどうしたものかと。」
国際金融資本の「やり口」は日本を日米開戦に引き摺り込んだ当時も今も同じでワンパターンだ。
まず相手を経済的政治的に徹底的に追い込む。その後何か綺麗事の、正義の御旗を打ち立て、相手勢力に極悪人のレッテル貼りをして世論誘導したのちに逆襲するという手口。
プーチンを擁護するつもりはないし、ましてや彼を「良い者」「善人」扱いするつもりは毛頭ないが、世界で唯一、国際金融資本に正面切って張り合う姿には男気を感じる。
では我が国日本はどうか。
首相に就任すると真っ先に米国大統領に「直参」して、「尖閣を守ってくれますか?!」とお伺いをたて、「大丈夫だ」と苦笑しながら言う大統領の顔色を見つつ、言質をとって大喜びして帰国してくる日本の政治家よりは遥かにマシだ。
こういうのをヤクザ映画に例えると何と言うべきか「一番ダメな奴」だろうか?
こう言う登場人物は大概「憎めないところのあるいい奴」だが、ストーリーの終盤少し前、人の良さと、ちょっと抜けた性格が禍いして敵に手に落ちる。そして散々いたぶられ、血まみれになりながら犬っころのように死ぬ。
「兄貴〜!」と叫びながら。
半年ほど前に安倍晋三元首相の講演会を動画で拝見した。トランプが大統領だった頃の逸話を話していた。トランプが安倍首相に
「米国は日本を全力で守る。でもその間お前達はSONYのテレビを見ているんだろう?」
と皮肉られた。すかさず安倍さんは、
「いや日本も全力でやります。」
と言うとトランプは、
「そうか。お前は侍だな。」
と言ったと言うが、いずれにしても親分子分の関係以上のものではないだろう。

