ヨハネの黙示録は、預言者ヨハネが見た、一種の霊夢のようなものを記録したもののように思える。預言とは霊夢のようなものだ。霊夢とはこの世とあの世との接点にある世界のことだ。
ヨハネの黙示録は、新約聖書の最後に掲載されている。これはこの宗教(キリスト教)がその宗教の目的が成就される時に起こることを記載した預言であり、これが成就されればこの宗教はその目的を終える。あるいは聖書の役割は終わるということをも意味している。
ユダヤ・キリスト教文明が世界に最も影響力を与える文明となっている今において、好むと好まざるとに関わらず、我々はその影響を免れることはできない。
ヨハネの黙示録は短いので、全て読むのに1時間かからない。一度は読んでおいて損はない。今回私はこれを繰り返し読んだ。するとここに書かれていることが現代の国際状況に符号していることが多いことに気づいた。
以下のワードは、この黙示録において重要な意味を持つ。
太陽/日の出る方/白い馬/鉄のつえ というワードはグループ化できる。私はこれらが日本と関わるものと感じられた。
ユダヤ人を自称しているが、その実ユダヤ人ではないもの/龍/獣/サタン(悪魔) というワードはグループ化できる。これらは、中華人民共和国、国際金融資本体を意味するものと感じられた。
「赤い龍」という表現があるが、これは中国のことのように思われる。もちろんこのような論考はこれまでも数多くあるだろう。
一見時系列のように感じるが、時間軸が戻ることもある。それぞれの話がいつ起こったことなのか、既に起こったことなのか、まだ起こっていないことなのかは定かでない。
また、人間が目に見える世界にも起こっていることと、人間の目に見えない処で起こっていることが錯綜している。
全てが目に見える世界のことを表現しているわけではないことに気をつけて読む必要がある。これが分からないと混乱する。
数字が多数でるが、3/7以外の数字、4/24以外の多くの数字は象徴的又は「霊的」な意味あいのものが多いだろう。(あまり数字に囚われても結論が出るわけではないので。少なくとも前提的には、さらっと見ておいた方がよいだろう。)
読む人によって知識や感覚、状況が違うので受取方や発見はさまざまあるだろう。ヨハネの黙示録自体は短いので時間があれば全文を読むことをお勧めする。
聖書の解釈には結論はない。その意味について千年以上も論じられてきたが解答はない。理屈で読むものではないことを付け加えておきたい。
ヨハネの黙示録の主要な構造は、こうである。
1 ヨハネと神との対面
2 神の手にする7つの封印をひとつづつ開封
3 第六の封印を開封すると「日の出る方」から生ける神の印をもった御使が上ってきて「神に許される者達」へ印を押す
4 第七の封印が開封されると神の面前にラッパを吹く7人の御使の出現
5 1~5のラッパ(第一のわざわい)天災や戦争のような災厄の発生
6 6のラッパ 終わりの日に人間の三分の一を殺すための4人の使いが解放される
7 顔が太陽のような強い御使の出現→大地震の発生(第二のわざわい)
7 7のラッパ 天にある神の聖所が開け、契約の箱が出現(神の奥義の成就へ)
8 大いなるしるしが天に出現 。「ひとりの女が太陽を着て 、足の下に月を踏み 、その頭に十二の星の冠をかぶっていた 。この女は子を宿しており 、産みの苦しみと悩みとのために 、泣き叫んでいた」
9 赤い龍が女から生まれる子を殺そうとするが、女は神の用意された場所へ避難する
10 天における天使とその使と、龍(サタン)との戦いが発生。龍は敗れて地に落とされ、落とされた龍は子を宿す女を追う
11 海と地から2つの獣が出現し龍から権威を与えられる
12 獣が人々に刻印を押す。これがないと物を売ることも買うこともできなくなる
13 3人の御使が出現し獣と刻印を押されたものを罰する
14 7人の御使が、七つの災厄を手に携え出現。(神の怒りは頂点へ)
15 1~5の御使が鉢を傾けそれぞれ災厄が発生
16 6の御使が鉢を傾けると、日の出るほうからくる王たちへの道を備える。龍と獣の口から三つの穢れた霊が出現し、ハルマゲドンというところへ王たちを召集する
17 7の御使が鉢を傾けると、聖所から「事は成った」という声がし、いまだ人類が経験したこのないほどの大地震が起こる。
18 奥義の執行。女(欲にまみれた世界)、国は与えられていないが獣と共に一時世界を支配する権威を与えられた者への神の裁きが行われ、彼らの商品を買うものは誰もいなくなりバビロンが滅びる。そして、白い馬にのった天使が鉄のつえをもって諸国民を治める。彼には、王の王 、主の主という名が記されている。彼は獣達を捕らえる。
19 サタンは千年封印され千年たつと開放された。そして黒海沿岸の地に住む人々を惑わせて彼らを戦いのために召集する。しかし獣は焼き尽くされ永遠の苦しみの中に沈むのだ。
20 神の国の出現
以下は、『ヨハネの黙示録』本文から感覚的に抜粋したものである。解読が困難なものや宗教的な表現が強い内容のものは意図的に抜粋していない。(『日本聖書協会発行 口語訳新約聖書』から引用)
〈〉は私は付け加えた文章
〈ヨハネと神との対面〉
第一章
イエス ・キリストの黙示 。この黙示は 、神が 、すぐにも起るべきことをその僕(しもべ)たちに示すためキリストに与え 、そして 、キリストが 、御使をつかわして 、僕ヨハネに伝えられたものである 。
ヨハネは 、神の言とイエス ・キリストのあかしと 、すなわち 、自分が見たすべてのことをあかしした 。この預言の言葉を朗読する者と 、これを聞いて 、その中に書かれていることを守る者たちとは 、さいわいである 。
ヨハネからアジヤにある七つの教会へ 。今いまし 、昔いまし 、やがてきたるべきかたから 、また 、その御座の前にある七つの霊
あなたがわたしの右手に見た七つの星と 、七つの金の燭台との奥義は 、こうである 。すなわち 、七つの星は七つの教会の御使であり 、七つの燭台は七つの教会である 。
第二章
わたしは 、あなたの苦難や 、貧しさを知っている (しかし実際は 、あなたは富んでいるのだ ) 。また 、ユダヤ人と自称してはいるが 、その実ユダヤ人でなくてサタンの会堂に属する者たちにそしられていることも 、
あのイゼベルという女を 、そのなすがままにさせている 。この女は女預言者と自称し 、わたしの僕たちを教え 、惑わして 、不品行をさせ 、偶像にささげたものを食べさせている 。
*イゼベルとは反キリスト・欲を貪る者達を象徴していると考えられる(私注)
わたしは 、この女に悔い改めるおりを与えたが 、悔い改めてその不品行をやめようとはしない 。
見よ 、わたしはこの女を病の床に投げ入れる 。この女と姦淫する者をも 、悔い改めて彼女のわざから離れなければ 、大きな患難の中に投げ入れる 。
また 、この女の子供たちをも打ち殺そう 。
勝利を得る者 、わたしのわざを最後まで持ち続ける者には 、諸国民を支配する権威を授ける 。
彼は鉄のつえをもって 、ちょうど土の器を砕くように 、彼らを治めるであろう 。
それは 、わたし自身が父から権威を受けて治めるのと同様である 。
わたしはまた 、彼に明けの明星を与える 。
第三章
見よ 、サタンの会堂に属する者 、すなわち 、ユダヤ人と自称してはいるが 、その実ユダヤ人でなくて 、偽る者たちに 、こうしよう 。見よ 、彼らがあなたの足もとにきて平伏するようにし 、そして 、わたしがあなたを愛していることを 、彼らに知らせよう 。
勝利を得る者を 、わたしの神の聖所における柱にしよう 。彼は決して二度と外へ出ることはない 。そして彼の上に 、わたしの神の御名と 、わたしの神の都 、すなわち 、天とわたしの神のみもとから下ってくる新しいエルサレムの名と 、わたしの新しい名とを 、書きつけよう
〈神の座とそれを囲む24の長老達の座、その周囲に4つの生き物。-神のいる世界を表現する曼荼羅のような世界観を表す〉
第四章
御座のまわりには二十四の座があって 、二十四人の長老が白い衣を身にまとい 、頭に金の冠をかぶって 、それらの座についていた 。
御座からは 、いなずまと 、もろもろの声と 、雷鳴とが 、発していた 。また 、七つのともし火が 、御座の前で燃えていた 。これらは 、神の七つの霊である 。
御座の前は 、水晶に似たガラスの海のようであった 。御座のそば近くそのまわりには 、四つの生き物がいたが 、その前にも後にも 、一面に目がついていた 。
第一の生き物はししのようであり 、第二の生き物は雄牛のようであり 、第三の生き物は人のような顔をしており 、第四の生き物は飛ぶわしのようであった 。
この四つの生き物には 、それぞれ六つの翼があり 、その翼のまわりも内側も目で満ちていた 。
〈神の右手に7つの封印。7つの封印を解く、7つの霊が宿る子羊の出現〉
第五章
御座にいますかたの右の手に 、巻物があるのを見た 。その内側にも外側にも字が書いてあって 、七つの封印で封じてあった 。
わたしはまた 、御座と四つの生き物との間 、長老たちの間に 、ほふられたとみえる小羊が立っているのを見た 。それに七つの角と七つの目とがあった 。これらの目は 、全世界につかわされた 、神の七つの霊である 。
小羊は進み出て 、御座にいますかたの右の手から 、巻物を受けとった 。
第六章
小羊がその七つの封印の一つを解いた時 、
見よ 、白い馬が出てきた 。そして 、それに乗っている者は 、弓を手に持っており 、また冠を与えられて 、勝利の上にもなお勝利を得ようとして出かけた 。
小羊が第二の封印を解いた時 、第二の生き物が 「きたれ 」と言うのを 、わたしは聞いた 。すると今度は 、赤い馬が出てきた 。
そして 、それに乗っている者は 、人々が互に殺し合うようになるために 、地上から平和を奪い取ることを許され 、また 、大きなつるぎを与えられた 。
第三の封印を解いた時 、見よ 、黒い馬が出てきた 。そして 、それに乗っている者は 、はかりを手に持っていた 。
小羊が第四の封印を解いた時 、見よ 、青白い馬が出てきた 。そして 、それに乗っている者の名は 「死 」と言い 、それに黄泉が従っていた 。彼らには 、地の四分の一を支配する権威 、および 、つるぎと 、ききんと 、死と 、地の獣らとによって人を殺す権威とが 、与えられた 。
小羊が第五の封印を解いた時 、神の言のゆえに 、また 、そのあかしを立てたために 、殺された人々の霊魂が 、祭壇の下にいるのを 、わたしは見た 。
彼らのひとりびとりに白い衣が与えられ 、それから 、
「彼らと同じく殺されようとする僕仲間や兄弟たちの数が満ちるまで 、もうしばらくの間 、休んでいるように 」
と言い渡された 。
小羊が第六の封印を解いた時 、大地震が起って 、太陽は毛織の荒布のように黒くなり 、月は全面 、血のようになり 、天の星は 、いちじくのまだ青い実が大風に揺られて振り落されるように 、地に落ちた 。
第七章
この後、わたしは四人の御使が地の四すみに立っているのを見た。彼らは地の四方の風をひき止めて、地にも海にもすべての木にも、吹きつけないようにしていた。
また、もうひとりの御使が、生ける神の印を持って、日の出る方から上って来るのを見た 。彼は地と海とをそこなう権威を授かっている四人の御使にむかって 、大声で叫んで言った 、
「わたしたちの神の僕らの額に 、わたしたちが印をおしてしまうまでは 、地と海と木とをそこなってはならない 」 。
わたしは印をおされた者の数を聞いたが 、イスラエルの子らのすべての部族のうち 、印をおされた者は十四万四千人であった 。
〈第七の封印が開封。神の面前にラッパを吹く7人の御使の出現〉
第八章
小羊が第七の封印を解いた時 、半時間ばかり天に静けさがあった 。
それからわたしは 、神のみまえに立っている七人の御使を見た 。そして 、七つのラッパが彼らに与えられた 。
第一の御使が 、ラッパを吹き鳴らした 。すると 、血のまじった雹と火とがあらわれて 、地上に降ってきた 。そして 、地の三分の一が焼け 、木の三分の一が焼け 、また 、すべての青草も焼けてしまった 。
第二の御使が 、ラッパを吹き鳴らした 。すると 、火の燃えさかっている大きな山のようなものが 、海に投げ込まれた 。そして 、海の三分の一は血となり 、海の中の造られた生き物の三分の一は死に 、舟の三分の一がこわされてしまった 。
第三の御使が 、ラッパを吹き鳴らした 。すると 、たいまつのように燃えている大きな星が 、空から落ちてきた 。そしてそれは 、川の三分の一とその水源との上に落ちた 。この星の名は 「苦よもぎ 」と言い 、水の三分の一が 「苦よもぎ 」のように苦くなった 。
第四の御使が 、ラッパを吹き鳴らした 。すると 、太陽の三分の一と 、月の三分の一と 、星の三分の一とが打たれて 、これらのものの三分の一は暗くなり 、昼の三分の一は明るくなくなり 、夜も同じようになった 。
第九章
第五の御使が 、ラッパを吹き鳴らした 。するとわたしは 、一つの星が天から地に落ちて来るのを見た 。この星に 、底知れぬ所の穴を開くかぎが与えられた 。
その穴の煙で 、太陽も空気も暗くなった 。
その煙の中から 、いなごが地上に出てきたが 、地のさそりが持っているような力が 、彼らに与えられた 。
彼らは 、地の草やすべての青草 、またすべての木をそこなってはならないが 、額に神の印がない人たちには害を加えてもよいと 、言い渡された 。
彼らは 、人間を殺すことはしないで 、五か月のあいだ苦しめることだけが許された 。
これらのいなごは 、出陣の用意のととのえられた馬によく似ており 、その頭には金の冠のようなものをつけ 、その顔は人間の顔のようであり 、また 、そのかみの毛は女のかみのようであり 、その歯はししの歯のようであった 。
第一のわざわいは 、過ぎ去った 。見よ、この後、なお二つのわざわいが来る。
第六の御使が 、ラッパを吹き鳴らした 。すると 、一つの声が 、神のみまえにある金の祭壇の四つの角から出て 、ラッパを持っている第六の御使にこう呼びかけるのを 、わたしは聞いた 。
「大ユウフラテ川のほとりにつながれている四人の御使を 、解いてやれ 」 。すると 、その時 、その日 、その月 、その年に備えておかれた四人の御使が 、人間の三分の一を殺すために 、解き放たれた 。騎兵隊の数は二億であった 。
その口から火と煙と硫黄とが 、出ていた 。
この三つの災害 、すなわち 、彼らの口から出て来る火と煙と硫黄とによって 、人間の三分の一は殺されてしまった。
*殺されてしまった と過去形になっているが、これは終わりの日のこと(私注)
第一〇章
わたしは 、もうひとりの強い御使が 、雲に包まれて 、天から降りて来るのを見た 。その頭に 、にじをいただき 、その顔は太陽のようで 、その足は火の柱のようであった 。そして 、右足を海の上に 、左足を地の上に踏みおろして 、ししがほえるように大声で叫んだ 。
もう時がない 。
第七の御使が吹き鳴らすラッパの音がする時には 、神がその僕 、預言者たちにお告げになったとおり 、神の奥義は成就される
第一一章
三日半の後 、いのちの息が 、神から出て彼らの中にはいり 、そして 、彼らが立ち上がったので 、それを見た人々は非常な恐怖に襲われた 。
その時 、天から大きな声がして 、 「ここに上ってきなさい 」と言うのを 、彼らは聞いた 。そして 、彼らは雲に乗って天に上った 。
彼らの敵はそれを見た 。
この時 、大地震が起って 、都の十分の一は倒れ 、その地震で七千人が死に 、生き残った人々は驚き恐れて 、天の神に栄光を帰した 。
第二のわざわいは 、過ぎ去った 。見よ 、第三のわざわいがすぐに来る 。
第七の御使が 、ラッパを吹き鳴らした 。
天にある神の聖所が開けて 、聖所の中に契約の箱が見えた 。また 、いなずまと 、もろもろの声と 、雷鳴と 、地震とが起り 、大粒の雹が降った 。
第一二章
また 、大いなるしるしが天に現れた 。ひとりの女が太陽を着て 、足の下に月を踏み 、その頭に十二の星の冠をかぶっていた 。この女は子を宿しており 、産みの苦しみと悩みとのために 、泣き叫んでいた 。
見よ 、大きな 、赤い龍がいた 。それに七つの頭と十の角とがあり 、その頭に七つの冠をかぶっていた 。
その尾は天の星の三分の一を掃き寄せ 、それらを地に投げ落した 。龍は子を産もうとしている女の前に立ち 、生れたなら 、その子を食い尽そうとかまえていた 。
女は男の子を産んだが 、彼は鉄のつえをもってすべての国民を治めるべき者である 。この子は 、神のみもとに 、その御座のところに 、引き上げられた 。
女は荒野へ逃げて行った 。そこには 、彼女が千二百六十日のあいだ養われるように 、神の用意された場所があった 。
さて 、天では戦いが起った 。ミカエルとその御使たちとが 、龍と戦ったのである 。龍もその使たちも応戦したが 、勝てなかった 。そして 、もはや天には彼らのおる所がなくなった 。
この巨大な龍 、すなわち 、悪魔とか 、サタンとか呼ばれ 、全世界を惑わす年を経たへびは 、地に投げ落され 、その使たちも 、もろともに投げ落された 。
龍は 、自分が地上に投げ落されたと知ると 、男子を産んだ女を追いかけた 。
しかし 、女は自分の場所である荒野に飛んで行くために 、大きなわしの二つの翼を与えられた 。そしてそこでへびからのがれて 、一年 、二年 、また 、半年の間 、養われることになっていた 。
へびは女の後に水を川のように 、口から吐き出して 、女をおし流そうとした 。しかし 、地は女を助けた 。すなわち 、地はその口を開いて 、龍が口から吐き出した川を飲みほした 。
龍は 、女に対して怒りを発し 、女の残りの子ら 、すなわち 、神の戒めを守り 、イエスのあかしを持っている者たちに対して 、戦いをいどむために 、出て行った 。そして 、海の砂の上に立った 。
第一三章
わたしはまた 、一匹の獣が海から上って来るのを見た 。それには角が十本 、頭が七つあり 、それらの角には十の冠があって 、頭には神を汚す名がついていた 。
龍は自分の力と位と大いなる権威とを 、この獣に与えた 。
そこで 、全地の人々は驚きおそれて 、その獣に従い 、また 、龍がその権威を獣に与えたので 、人々は龍を拝み 、さらに 、その獣を拝んで言った 、 「だれが 、この獣に匹敵し得ようか 。だれが 、これと戦うことができようか 」 。
この獣には 、また 、大言を吐き汚しごとを語る口が与えられ 、四十二か月のあいだ活動する権威が与えられた 。さらに 、すべての部族 、民族 、国語 、国民を支配する権威を与えられた 。
地に住む者で 、ほふられた小羊のいのちの書に 、その名を世の初めからしるされていない者はみな 、この獣を拝む
わたしはまた 、ほかの獣が地から上って来るのを見た 。それには小羊のような角が二つあって 、龍のように物を言った 。
そして 、先の獣の持つすべての権力をその前で働かせた 。
また 、大いなるしるしを行って 、人々の前で火を天から地に降らせることさえした 。さらに 、先の獣の前で行うのを許されたしるしで 、地に住む人々を惑わし 、かつ 、つるぎの傷を受けてもなお生きている先の獣の像を造ることを 、地に住む人々に命じた 。
それから 、その獣の像に息を吹き込んで 、その獣の像が物を言うことさえできるようにし 、また 、その獣の像を拝まない者をみな殺させた 。
また 、小さき者にも 、大いなる者にも 、富める者にも 、貧しき者にも 、自由人にも 、奴隷にも 、すべての人々に 、その右の手あるいは額に刻印を押させ 、この刻印のない者はみな 、物を買うことも売ることもできないようにした 。
この刻印は 、その獣の名 、または 、その名の数字のことである 。
その数字とは 、人間をさすものである 。そして 、その数字は六百六十六である 。
第一四章
なお 、わたしが見ていると 、見よ 、小羊がシオンの山に立っていた 。また 、十四万四千の人々が小羊と共におり 、その額に小羊の名とその父の名とが書かれていた 。
彼らは 、御座の前 、四つの生き物と長老たちとの前で 、新しい歌を歌った 。この歌は 、地からあがなわれた十四万四千人のほかは 、だれも学ぶことができなかった 。彼らは 、女にふれたことのない者である 。
*女 とは欲にまみれた様、金の亡者、などの意味か?(私注)
もうひとりの御使が中空を飛ぶのを見た 。彼は地に住む者 、すなわち 、あらゆる国民 、部族 、国語 、民族に宣べ伝えるために 、永遠の福音をたずさえてきて 、大声で言った 、 「神をおそれ 、神に栄光を帰せよ 。神のさばきの時がきた
また 、ほかの第二の御使が 、続いてきて言った 、 「倒れた 、大いなるバビロンは倒れた 。その不品行に対する激しい怒りのぶどう酒を 、あらゆる国民に飲ませた者 」 。
ほかの第三の御使が彼らに続いてきて 、大声で言った 、 「おおよそ 、獣とその像とを拝み 、額や手に刻印を受ける獣とその像とを拝む者 、また 、だれでもその名の刻印を受けている者は 、昼も夜も休みが得られない 。
第一五章
またわたしは 、天に大いなる驚くべきほかのしるしを見た 。七人の御使が 、最後の七つの災害を携えていた 。
これらの災害で神の激しい怒りがその頂点に達するのである 。
第一六章
第一の者が出て行って 、その鉢を地に傾けた 。すると 、獣の刻印を持つ人々と 、その像を拝む人々とのからだに 、ひどい悪性のでき物ができた 。
第二の者が 、その鉢を海に傾けた 。すると 、海は死人の血のようになって 、その中の生き物がみな死んでしまった 。
第三の者がその鉢を川と水の源とに傾けた 。すると 、みな血になった 。
第四の者が 、その鉢を太陽に傾けた 。すると 、太陽は火で人々を焼くことを許された 。人々は 、激しい炎熱で焼かれた
第五の者が 、その鉢を獣の座に傾けた 。すると 、獣の国は暗くなり 、人々は苦痛のあまり舌をかみ 、その苦痛とでき物とのゆえに 、天の神をのろった 。
第六の者が 、その鉢を大ユウフラテ川に傾けた 。すると 、その水は 、日の出る方から来る王たちに対し道を備えるために 、かれてしまった 。
また見ると 、龍の口から 、獣の口から 、にせ預言者の口から 、かえるのような三つの汚れた霊が出てきた 。
これらは 、しるしを行う悪霊の霊であって 、全世界の王たちのところに行き 、彼らを召集したが 、それは 、全能なる神の大いなる日に 、戦いをするためであった 。
(見よ 、わたしは盗人のように来る 。裸のままで歩かないように 、また 、裸の恥を見られないように 、目をさまし着物を身に着けている者は 、さいわいである 。 )
三つの霊は 、ヘブル語でハルマゲドンという所に 、王たちを召集した 。
第七の者が 、その鉢を空中に傾けた 。すると 、大きな声が聖所の中から 、御座から出て 、 「事はすでに成った 」と言った 。
すると 、いなずまと 、もろもろの声と 、雷鳴とが起り 、また激しい地震があった 。それは人間が地上にあらわれて
以来 、かつてなかったようなもので 、それほどに激しい地震であった
大いなる都は三つに裂かれ 、諸国民の町々は倒れた 。神は大いなるバビロンを思い起し 、
第一七章
それから 、七つの鉢を持つ七人の御使のひとりがきて 、わたしに語って言った 、 「さあ 、きなさい 。多くの水の上にすわっている大淫婦に対するさばきを 、見せよう 。
御使は 、わたしを御霊に感じたまま 、荒野へ連れて行った 。わたしは 、そこでひとりの女が赤い獣に乗っているのを見た 。
その額には 、一つの名がしるされていた 。それは奥義であって 、 「大いなるバビロン 、淫婦どもと地の憎むべきものらとの母 」というのであった 。
御使はわたしに言った 、 「なぜそんなに驚くのか 。この女の奥義と 、女を乗せている七つの頭と十の角のある獣の奥義とを 、話してあげよう 。
あなたの見た獣は 、昔はいたが 、今はおらず 、そして 、やがて底知れぬ所から上ってきて 、ついには滅びに至るものである 。地に住む者のうち 、世の初めからいのちの書に名をしるされていない者たちは 、この獣が 、昔はいたが今はおらず 、やがて来るのを見て 、驚きあやしむであろう 。
七つの頭は 、この女のすわっている七つの山であり 、また 、七人の王のことである 。
そのうちの五人はすでに倒れ 、ひとりは今おり 、もうひとりは 、まだきていない 。それが来れば 、しばらくの間だけおることになっている 。
昔はいたが今はいないという獣は 、すなわち第八のものであるが 、またそれは 、かの七人の中のひとりであって 、ついには滅びに至るものである 。
あなたの見た十の角は 、十人の王のことであって 、彼らはまだ国を受けてはいないが 、獣と共に 、一時だけ王としての権威を受ける 。
彼らは心をひとつにしている 。そして 、自分たちの力と権威とを獣に与える 。
彼らは小羊に戦いをいどんでくるが 、小羊は 、主の主 、王の王であるから 、彼らにうち勝つ 。また 、小羊と共にいる召された 、選ばれた 、忠実な者たちも 、勝利を得る 」 。
淫婦のすわっている所は 、あらゆる民族 、群衆 、国民 、国語である 。
あなたの見た十の角と獣とは 、この淫婦を憎み 、みじめな者にし 、裸にし 、彼女の肉を食い 、火で焼き尽すであろう 。
神は 、御言が成就する時まで 、彼らの心の中に 、御旨を行い 、思いをひとつにし 、彼らの支配権を獣に与える思いを持つようにされたからである 。
あなたの見たかの女は 、地の王たちを支配する大いなる都のことである 」 。
第一八章
すべての国民は 、彼女の姦淫に対する激しい怒りのぶどう酒を飲み 、地の王たちは彼女と姦淫を行い 、地上の商人たちは 、彼女の極度のぜいたくによって富を得たからである 」 。
彼女の罪は積り積って天に達しており 、神はその不義の行いを覚えておられる 。
彼女がしたとおりに彼女にし返し 、そのしわざに応じて二倍に報復をし 、彼女が混ぜて入れた杯の中に 、その倍の量を 、入れてやれ 。
彼女が自ら高ぶり 、ぜいたくをほしいままにしたので 、それに対して 、同じほどの苦しみと悲しみとを味わわせてやれ 。
それゆえ 、さまざまの災害が 、死と悲しみとききんとが 、一日のうちに彼女を襲い 、そして 、彼女は火で焼かれてしまう 。彼女をさばく主なる神は 、力強いかたなのである 。
彼女と姦淫を行い 、ぜいたくをほしいままにしていた地の王たちは 、彼女が焼かれる火の煙を見て 、彼女のために胸を打って泣き悲しみ 、
『ああ 、わざわいだ 、大いなる都 、不落の都 、バビロンは 、わざわいだ 。おまえに対するさばきは 、一瞬にしてきた 』 。
また 、地の商人たちも彼女のために泣き悲しむ 。もはや 、彼らの商品を買う者が 、ひとりもないからである 。
大いなる都は 、わざわいだ 。これほどの富が 、一瞬にして無に帰してしまうとは
そのおごりによって 、海に舟を持つすべての人が富を得ていたのに 、この都も一瞬にして無に帰してしまった 』 。
喜べ 。神は 、あなたがたのために 、この都をさばかれたのである 」
「大いなる都バビロンは 、このように激しく打ち倒され 、そして 、全く姿を消してしまう 。
第一九章
またわたしが見ていると 、天が開かれ 、見よ 、そこに白い馬がいた 。それに乗っているかたは 、 「忠実で真実な者 」と呼ばれ 、義によってさばき 、また 、戦うかたである 。その目は燃える炎であり 、その頭には多くの冠があった 。
また 、彼以外にはだれも知らない名がその身にしるされていた 。彼は血染めの衣をまとい 、その名は 「神の言 」と呼ばれた 。
天の軍勢が 、純白で 、汚れのない麻布の衣を着て 、白い馬に乗り 、彼に従った 。
彼は 、鉄のつえをもって諸国民を治め 、また 、全能者なる神の激しい怒りの酒ぶねを踏む 。
その着物にも 、そのももにも 、 「王の王 、主の主 」という名がしるされていた 。
ひとりの御使が太陽の中に立っていた 。
なお見ていると 、獣と地の王たちと彼らの軍勢とが集まり 、馬に乗っているかたとその軍勢とに対して 、戦いをいどんだ 。
しかし 、獣は捕えられ 、また 、この獣の前でしるしを行って 、獣の刻印を受けた者とその像を拝む者とを惑わしたにせ預言者も 、獣と共に捕えられた 。そして 、この両者とも 、生きながら 、硫黄の燃えている火の池に投げ込まれた 。
それ以外の者たちは 、馬に乗っておられるかたの口から出るつるぎで切り殺され 、その肉を 、すべての鳥が飽きるまで食べた。
第二〇章
ひとりの御使が 、底知れぬ所のかぎと大きな鎖とを手に持って 、天から降りてきた 。
悪魔でありサタンである龍 、すなわち 、かの年を経たへびを捕えて千年の間つなぎおき 、そして 、底知れぬ所に投げ込み入口を閉じてその上に封印し 、千年の期間が終るまで 、諸国民を惑わすことがないようにしておいた 。その後 、しばらくの間だけ解放されることになっていた 。
また見ていると 、かず多くの座があり 、その上に人々がすわっていた 。そして 、彼らにさばきの権が与えられていた 。
また 、獣をもその像をも拝まず 、その刻印を額や手に受けることをしなかった人々がいた 。彼らは生きかえって 、キリストと共に千年の間 、支配した 。これが第一の復活である 。
*第一の復活とは過去の出来事か?(私注)
千年の期間が終ると 、サタンはその獄から解放される 。
そして 、出て行き 、地の四方にいる諸国民 、すなわちゴグ 、マゴグを惑わし 、彼らを戦いのために召集する 。その数は 、海の砂のように多い 。
彼らは地上の広い所に上ってきて 、聖徒たちの陣営と愛されていた都とを包囲した 。すると 、天から火が下ってきて 、彼らを焼き尽した 。
そして 、彼らを惑わした悪魔は 、火と硫黄との池に投げ込まれた 。そこには 、獣もにせ預言者もいて 、彼らは世々限りなく日夜 、苦しめられるのである 。
また見ていると 、大きな白い御座があり 、そこにいますかたがあった 。天も地も御顔の前から逃げ去って 、あとかたもなくなった 。
また 、死んでいた者が 、大いなる者も小さき者も共に 、御座の前に立っているのが見えた 。かずかずの書物が開かれたが 、もう一つの書物が開かれた 。これはいのちの書であった 。死人はそのしわざに応じ 、この書物に書かれていることにしたがって 、さばかれた 。
海はその中にいる死人を出し 、死も黄泉もその中にいる死人を出し 、そして 、おのおのそのしわざに応じて 、さばきを受けた 。
それから 、死も黄泉も火の池に投げ込まれた 。この火の池が第二の死である 。
このいのちの書に名がしるされていない者はみな 、火の池に投げ込まれた 。
第二一章
わたしはまた 、新しい天と新しい地とを見た 。先の天と地とは消え去り 、海もなくなってしまった 。また 、聖なる都 、新しいエルサレムが 、夫のために着飾った花嫁のように用意をととのえて 、神のもとを出て 、天から下って来るのを見た 。
「見よ 、神の幕屋が人と共にあり 、神が人と共に住み 、人は神の民となり 、神自ら人と共にいまして 、四人の目から涙を全くぬぐいとって下さる 。もはや 、死もなく 、悲しみも 、叫びも 、痛みもない 。先のものが 、すでに過ぎ去ったからである 」
すべてのものを新たにする
わたしは 、この都の中には聖所を見なかった 。全能者にして主なる神と小羊とが 、その聖所なのである 。
はいれる者は 、小羊のいのちの書に名をしるされている者だけである 。

