上野東照宮内に奉安されている強運狸の神様。
私もタヌキの神様にお祈りしたのは初めて。由緒によれば、
「大奥で暴れて追放後、大名、旗本、諸家を潰し、大正年間に本宮にお祀りされた悪業狸。他を抜く(タヌキ)強運開祖として信仰が篤い」
とある。考えようによっては、凶悪だが、それを神様としてお祀りするというのも日本的。日本の神様にはこういうものが多い。
良縁、子宝などの神様もそれで苦しんだ人の御霊をお祀りして、良縁成就、子宝成就の神様となっているものがある。
逆に言えばそのような御霊を自ら鎮魂することで、そのお返しをいただくと同時に祈りを捧げられた御霊は鎮魂されて、霊格を上げていくということだ。
神道では出雲大社に起源がある(もっと古い可能性もある)が、仏教では「増益供養」という考え方があり、これらの考え方が習合したものと考えられる。
強運開祖「栄誉権現」は上野東照宮の門内に鎮座する。
本日、門内に入り参拝したが、私一人で誰もおらず珍しい。慶喜公に日本国の発展をお祈りさせていただいた。
御狸様のお写真は撮ろうかどうか迷った(神様の撮影は通常行わないので)が、
「撮っても良いぞ」
という言葉がしたので撮影させていただいた。
(写真: 栄誉権現、御神木、本殿)





