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保守分断の深層に横たわるもの

令和5年10月12日 日本史
山辺道勾岡上陵(やまのべのみちのまがりのおかのえのみささぎ)  - 崇神天皇陵
山辺道勾岡上陵(やまのべのみちのまがりのおかのえのみささぎ)  - 崇神天皇陵
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保守勢力というものが、コロナ以降非常に激しく分裂というか二分した。

これ以降の保守を分裂させている最大の原因を次のように考えている。

その真因は、日本という国を見たときに、文明的な視点で見るか、歴史的な視点で見るかの違いによる。

文明的という視点には宗教的な感覚や価値意識が必ず必要になる。

一方歴史的視点というのは、それを必ずしも必要としない。

したがって、天皇というものの本質を見る視点も、文明的に見るか歴史的に見るかで微妙に変わってくる。

歴史を語る時に神話をあまり気にしない保守論客がいる。
史実として明確になった以降のことだけに注視して日本を語る。

恐らく、現在保守というものが分裂していることの深層には、これがあるだろう。

日本というものを文明的な視点で見て、神話時代の神々の世界の物語から今までの流れをこの国の本質的な姿と見るか、神話時代というのはわけのわからないおとぎ話の作り物であって大した重要性のないものだと考える視点の違い。

いずれにしてもこの国を軽んじるわけではないが、日本という国をみるとき、日本文明というくくりで考えた場合にはそこにある種の宗教性が必ず伴わなければならない。

それに対し、これは戦後的というか、現代的な視点だと思うが、そのような視点をいかがわしいものとして避けて歴史的事実と考えられるものだけでこの国の重要性を訴える視点との違いが最終的にコロナ以降の保守の分裂に大きくかかわっていると私は確信する。

ここでいう宗教性というのは、どこかの宗教団体に入って信仰しているとか、そういう小さな話ではなく、人間社会や人の成り立ち、人間とは何かというような問題を考える上で、目に見えない世界を見て、人間以上のなにがしかとか、そこから生み出されるものこそ人間社会における最も重要なファクターだと考える、あるいは感じる人の感性のことを意味する。

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