2020年代以降の世界経済の動向を人口のボリュームゾーンから検証し日本社会の将来を見据える。そして「移民の促進」という発想は先進国の優越思想からくる産物以外の何物でもないということについてまで語る
日本の少子化や高齢化が世界の中で話題になっているが、本文末尾のリンクの動画を見ると米英独仏という先進国と言われる国家社会ではほとんど同じような人口のボリュームゾーンになっていることが分かる。
私見だが、日本において、今の50歳代の人間がこの世から去る時期には人口ピラミッドは底辺が大きくなる。
それまでの20年ほどの期間を耐えられずに移民を受け入れることは、社会の悪い意味での「多様化」、適切な表現で言えば「多層化」を構成して、社会の分断や差別社会に伴う混乱を増長することは明らかだろう。それは欧米の現状を見れば今更言うまでもない。
移民を完全否定するわけではないが、目先の経済的な困難だけで移民を無造作に受け入れるという行為は、日本人にとっても長い意味で、さらに言えば移民してくる人々にとっても、決して行うべきではない『愚行』以外の何物でもない。
こういうことを言うと、差別だとか何とか言う「西洋かぶれのバカ人間」がいるが、本当に差別がどうの平等がどうのとか言うならば、移民を希望する困窮者が多い国それ自体を自国で発展させるように我々がサポートすべきだろう。
それをせずに、「優越社会」である日本や欧米にそれ以外の国の人々を受けいれることを拒むのは差別だという意識それ自体が、気分が悪くなるくらいの「優越主義」以外の何物でもない。
欧米の植民地帝国主義もそうだが、現代でも例えばかつて日産のゴーンのような人間が、日本の企業のそれまでの通常の社長の数十倍の給与を当たり前のような顔で受け取っていた価値観を持つ「搾取社会」と、日本の企業風土は歴史的にみても本質的に違う。最近は欧米の真似をしてそういう企業も増えているが。それでもまだ、欧米基準にはなっていない。
かつてフランシスコザビエルが日本に来日した時の記録が詳細な形で残っている。そこで彼はこのようなことを語っている。
「支配階級(武士層)の人々は非常に貧しい。しかし、それ以外の人々は彼らを非常に敬っている。」
マルクス主義者は江戸以前の日本社会を西洋的な専制的階級社会と位置付けてこれを激しく糾弾したが実際には西洋のそれとは似ても似つかぬ異なった社会であった。
恐らくこのような価値意識は幕末から昭和に至るまで何等かの形で維持されたし、いまだにその余韻は残っていると考えていいだろう。
そういう日本人のリーダーたちのある種の潔白さは江戸以前から引き継がれているものであり、例えば、それが現在の国民皆保険制度などを維持できている基盤になっていると考えて間違いない。
韓国人たちは、ほんの少し前に
「もう日本は我々には必要ない。『用日』の時代は終わった」と豪語した。
かつて朝鮮半島を経営した日本人としてこれほど誇らしげな話はないのではないか。我々は彼らの社会制度を利する経営を行ったのだと歴史を厳しくみていけば明らかな事実を思う。台湾は言うまでもない。こんな経営をした西洋国家がかつてあっただろうか?
これは日本人の本質的な誠実さゆえだ。
中国共産党NO2だった李克強氏は数年前、自国の6億人は年収20万円程度の困窮にあえいでいると語り、これを改善すべきだと訴えた。(彼はその後事実上失脚し今は全ての職を引退している。)一方、人口の1億人が年収1億円以上であるという現実。欧米の経営者たちよりもひどい意味での「資本主義者」であろう。
日本の人手不足は高性能なAIを駆使した高機能なロボットを自ら開発して賄うべき。
日本の人手不足はいずれ解消される。いまいる日本人たちが平和にこの国で暮らせる社会を本気で考えるならば、これからの20年を耐え忍ぶべきであることは言うまでもないし、その間、ロボットやAIなどの技術を発達させて日本経済をより高度化させるべきだろう。
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