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宗教の「洗脳性」を超越する神道的世界観は次世代文明のあり方を示す

令和6年6月30日 日本文明・神社・神道
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洗脳とは、精神性・意識性・霊性などの確立が未熟な段階にある人または集団が、他者の確信的言動に依存する状態が固着化している状態だと言える。

洗脳された状態にある集団において、全ての構成員は、集団の中心人物の発言を鸚鵡(おうむ)のように繰り返すのみである。また、それ以外の言動をする者を敵性人種とみなし除外する。

一方、構成員は自らの意識活動を事実上拒否している。

構成員は、集団の中心人物としてみなされる人物の思想または言葉を、ただ脳に記録し語り、それに基づいた動きをするだけの機械人間(クローン)に似ている。

しかし、構成員は自分たちのみが、あるいは自分たちこそが、設定された目的に対して「最も(あるいは唯一)到達しつつある集団」の中にいるものと信じて疑わない。

しかし、実際彼らは何の精神活動も行っていない。

彼らの内面世界はなおざりのままであり、何も進まず、どの目的にも到達することもなく、その場にとどまったままである。

彼らが目指すものは、自らの内面を発達させる作業であるのにも関わらず、外側から発せられる言葉を記録してただ機械的に口に出すばかりである。

ある時、ふとその現実に気づく者は幸いであろう。

真の精神的・意識的・内面的霊的活動とは外側から何等かの情報を受けとれば、それを自らのうちに取り込んだ後、自らの意志と意識活動に基づいて咀嚼する。

あるいは何かを感じ取り、それを肉体と意識体に沁みこませる。あるいは同化・一体化させる。

それら諸活動から表現され得るものは、個々のさまざまな状況の違いにより、千差万別となる。時として部分的・一時的に他者と共有できることもあるだろう。

「信仰」は、自分の理解や判断を越えて、無抵抗に対象物を信じる姿勢を強要されるという基本的性質を持つ。このように受動的な精神活動の形態は今後、必要とされる初歩的な活動を残し後退していくだろう。

一方、人が何かを会得する過程において無条件で何かを受け入れなくてはならない時期があることは否定できない。スポーツなどで訓練する場合、生来の癖を矯正しなければ次のステップを踏めない場合があるのに等しい。

そこからの脱皮への見極めは個々の決断と意志が必要となる。

現代において宗教と信仰は同義とみなされるが、本来、死生観(生まれてきたが、しかし人はやがて死ぬ。人が生死を越えることの意味を理解・体得・体感すること)を確立する取り組みのことであり、その取り組みは、個々人によって、一般に人が感じている以上に多様かつ多元的である。

同じ教義や思想を強要され、構成員の全てが鸚鵡のように、あるいは機械人間(クローン)のように同じ言動しかしない、というのは本来の宗教的な試みに反するとも言える。しかし人類にとってそういうプロセスも必要な時期はあるだろう。

キリスト教や仏教には「信徒」とか「教徒」という言葉があるが、神道でこの言葉は使わない。

神道が予めその意図を含んでそうなったとは言えないかもしれないが、神道的なあり方は現代人が次の文明のステップを踏む上で大きな示唆を与え得る。

神道は「動作」であり「体感」であり「体得」であり「体現」する意識活動を主としている。

キリスト教や仏教の神々に対してもそのように認識する日がくるならば、宗教的対立は取り払われて日本のように複数の宗教が共存しても違和感のない世界が出現するだろう。

それが聖書の言う「千年王国」の成立ではないかと個人的には考える。

教えと思想と言葉とが人を隔て壁を作り対立を生む源泉となっているからである。

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