戦後は米国が恐ろしい国家だと思わされてきたし実際そうだっただろう。
一方、戦前の一時期においては、東洋のわけのわからない小国の日本とかいう国が恐ろしい国かもしれないと思われた。
日本人は嫌われるのが嫌いな民族だ。
人から好かれると子供のように喜び、どう思っているかを知りたがる。
それは島国に生きていて海の向こうにいる人のことを知らず、なにか憧れのような思いでそれを見ていることからくるのだろう。
しかし、世界史をしっかりと見て、
日本という国の特殊性を知った日本人は幸いである。
日本文明の独自性は、我々の先祖が強い理念や思想に基づいて自らの意志で築いてきたものだ。
一方、それは日本列島という土地の霊的な力によって自ずと、自動的に培われたものだともいえる。
いずれにしても、それによって醸成された日本文明に基づいた人の生きざまや価値観は今や人類史に燦然と輝いていくだろう。
仮にそれがあからさまに輝かないのは、
嫉妬
かもしれないし、秘されていたからかもしれない。
秘されることによって温存されてきたのだと。
世界の現状を見て、己の現状を見る。
そして己に還る。
外国の真似をしている場合ではない。
己をみて己を一層豊かにしていく。
それが今の日本人に必要とされていることだ。
それを極めることが、世界の他の国や文化や文明に生きている人をも幸せにすることにつながる。
日本人として、日本文明の担い手として
感じるちからの本体
を自らに目覚めさせるということだ。

