東京芝の増上寺はかつて三倍以上の敷地を有していた。
現在プリンスタワーという高層ホテルが建っている場所に、二代将軍秀忠墓の奥の院/宝塔があり、増上寺脇あたりに霊廟があった。地図(写真4枚目)で見るとかなり巨大である。
1枚目の写真が霊廟の壮麗豪華さを伝えている。
現在東京プリンスがある辺り一帯も、歴代将軍霊廟であったが、いずれも空襲で焼失した。
戦後堤一族(西武)に売却されたようである。
現在将軍霊廟は、当時の数十分の一程度であろう敷地に縮小され、増上寺本堂脇辺りにある。
皇女和宮の墓もここにある。
和宮の屋敷は、六本木一丁目のラフォーレミュージアム六本木、アークヒルズ仙谷山森タワーの建っている辺り一帯にあった。この場所は明治以降昭和二十年までは東久邇宮家の屋敷となった。
数年前までこの敷地に隣接するところに事務所があった。十年ほどそこにいた。
不思議な土地であった。和宮の霊魂が彷徨う場所だとも言われた。
偶然にも、その和宮の墓所に出会った。静かに手を合わせた。
(写真 秀忠霊廟、秀忠お江墓、和宮墓、増上寺寺域地図)



