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さらっと口から出てしまう一言から崩れ行く人間関係の源泉に横たわるもの

令和5年7月2日 コラム
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例えば行きつけの店などができて何度か通っているうち、ある日妙にしゃべりが流暢になることもある。それで隣に座っていた客と話をしている時に、口がすべるというか、店の店主が不快に感じるようなことを言ってしまう。たしかにその時店主の顔に曇りがさしていた。

まあこんな話は大したことではないんだが、それ以降その店の店主と何んとない距離感が出てきて。そういう自分の「流暢」さに後悔することがよくある。

「自分の悪しき性質だ。でも気づいた時にはもう遅い。」

そう考えて自分を責めることがよくある。

しかし最近ふと思ったのだ。そのように自分が「妙なセリフ」が口から出てきた少し前に店主と話をしていた内容とかのことを。

だいたい店の経営に関わることだとか、儲けが少ないから、今までこだわってきた「看板」の内容を変更したいだとか、、、、。そういう打算的な話。

自分自身そういう話を聞いていて、「それは確かにそうだろう」という気持ちで、それに対して自分なりにアドバイスをしたりすることもある。

しかし、それはあくまでも表面的な理屈の話、つじつまあわせの都合つけなのかもしれない。

魂の芯の部分ではそういう「打算」をどこかで軽蔑(あるいは残念に思う)しているのかもしれない。

ふとそう思った。

そういう意味で「売り言葉に買い言葉」なのかもしれないなと。

菊池桃子は元有名占い師だが事情あって飲み屋の女将になっているという設定のドラマ。そこでいまだに男女関係の「千里眼」的な才能がうずいてしまい訪れる客の人間関係を調整していくという内容だ。こんなにも「欲のない」女将の経営する店なら何の文句も言うまい。

でもそんな店があるんだろうか?あるなら出会いたいものだ。

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