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差のある話 カレーから士農工商まで

令和4年9月4日 日本文明・神社・神道
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インド人の経営するインド料理屋のカレーの味は、90%以上の確率でどこで食べても同じ味だ。チェーン店かと思うくらい味が同じ。その分、極端に美味いとか不味いとかの差も少ない。これと似ているのはタイ料理屋の味。同じレシピを使っているのかと思うくらい同じように感じる。なぜこんなに個性がないのだろうか。

カレーという意味では、「和風カレー」の方がはるかに味の幅が広い。その分、美味い不味いの幅も広い。

武士と言っても江戸時代の「侍」と、戦国以前の「武士」とでは全く気質が違う。江戸時代の「侍」は戦争がないから、内向きな思想的武士。現代でいうところの武士道などはそうだろう。

一方戦国時代の「武士」は実戦状態にあるので考え方がリアリスト。死ぬか生きるかの瀬戸際で物事を考え見て判断する。理屈よりも経験や直感が優れていないと生き抜けない。

現代の日本人の「武士気質」の人にも、江戸派と戦国派がいるように思う。江戸派の流れを引いているのは官僚かもしれない。現代の官僚というより昭和くらいまでの官僚。

戦国以前の武士的気質の人は官僚というよりは、もっとフリーで実践的な分野にいることが多いかもしれない。戦国以前と言っても、戦国時代風と鎌倉時代風では多少違う。戦国時代風は野卑で自由な感じだが、鎌倉時代風は少し上品で風雅がある。

戦国期に兵農分離するまでは、「武士」は戦争していない時は農業(あるいは漁撈)をやっていた。だから武士と農民はそもそも同じようなものだ。もしかするとそれ以外の職業、例えば職人などをやっていた武士もいたかもしれない。

江戸時代の「士農工商」を身分制度を表す言葉だと言うが、この言葉は身分制度を全く表してはいない。この言葉には、天皇、公家、漁民などその他多くの職業が欠落している。

「士農工商」という言葉は古代支那の儒教用語から来ているらしい。そう考えると、皇帝が入っていないということは、皇帝以外の民衆という意味あいをざっくり表現した言葉に過ぎないように思える。四民とも言うようだ。

もともとあまり深い意味のない言葉に過ぎないのではないか。江戸時代に儒教が盛んになった関係で、儒家がさまざまな書物で便宜的に使ったものだろう。

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