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日本文明の保守とは排外主義にあらず大八洲に宿る御霊を保守するにあり

平成30年3月10日 日本文明・神社・神道
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排外主義というのは要するに、昔風に言えば攘夷主義のことで、幕末の初期には長州がそうだったし、孝明天皇はそういう意向が強かったと言われている。

もちろん長州はその後下関戦争で、イギリス、フランス、オランダ、アメリカの四国と戦い惨敗を喫して藩論を逆転させるんだが。開国して西洋技術を移入し富国強兵と産業振興ということである。

考えてみれば一藩が列強と戦うとは無謀な話、大した勇気というか気概だとは言える。実戦からしかわからないことはあるから。一方薩摩は薩英戦争で鹿児島市内を焼け野原同然にされてもいる。

最近も排外主義というのはあるが、自分は日本文明を守るという視点からのみ物事を考えている。

だから、何人であれ、日本人であれ、外国人であれ、それを破壊しようとするものに対しては戦う。

一方、日本文明に理解を示したり、擁護する人々であれば例え何人であれ歓迎である。

そういう意味で自分は排外主義ではない。

作今の状況を見ていると、日本人よりも日本人以外の人間(帰化した人を含む)で日本に深い理解がある人が多く、そういう人は発信力が強い。

だからむしろ大歓迎である。

日本人はもともと自分を発信する意志が弱く、かつまた自己の文化文明に対してあまり意識したり言語化することをしてこなかったし、あるいはそういう意識が元来薄い。

ただ歴史的に幕末から昭和18年頃までは唯一と言って良いほど自己の文明と世界を対比的に考え、文化防衛という視点で多くの日本人が論を起こした。この時代以外では元寇の頃に日蓮が立正安国論を唱えたくらい。

昭和の理論的軍人や思想家に日蓮信仰者が多いのはそういうことと関係があるかもしれない。北一輝や石原莞爾など。だから日蓮と神道の関わりは見ていかなければならないと思っている。

これら幕末から戦前までの期間に発行された日本文明に関する多くの論書は、戦後GHQによって焚書にされている。西洋人にはむかう牙を狩るためであった。

中には当時のナチズムの影響を受けたのか選民思想的な理屈で論を進めるものもあったが、貴重な資料も多い。

しかし選民思想と言えば、ユダヤ教がまさにそうだし、それを克服したはずのキリスト教とて大きく言えば、「選キリスト教思想」的な考えで世界を席巻したのである。

人には辛く自分には甘い。そんなものだ。

もちろん選民思想と日本文明の保守ということとはイコールではない。したがって私は選民思想ではない。

日本文明、すなわち神道思想からすれば、選民ではなく、むしろ選地、すなわち人よりも土地を重視すべきと私は考える。

神道の非常に重要なキーワード、それは世界に対して発信すべき意味を持つが、そのひとつに、「土地」というものに非常にフォーカスしたのが神道であると言えるのである。

これは他のどの宗教にもない要素である。ユダヤ教すなはち旧約聖書にはあるが少し違う。また仕組みとして考えた場合にはかなり違う。

従って、日本列島、すなわち大八洲というのは日本文明を語る上で欠くことができない。ここから全ては発し、そしてそれはやがて地球全土に影響を及ぼしうる力を宿しているのであるということ。

多くの日本人がよくいうに、何が日本的で、日本的の何が他と比べて違うのか、それがどのように優れているのか分からないという人が多い。

常に、なんとなく。

だから日本文明というものはかくあるものであり、それを多くの外国人にも理解できるように言語化することは必要なことだ。

神道には教えはないが、仕組みはあるのだ。だからそれを言語化しなければならない。

写真:対馬

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