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人を支配する手法と日本人

平成28年1月10日 直観・霊感的
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操作される人間になってはいけない。

「大衆」になってはならない。

何事も「感じる力」を持って物事を聞き、読み、見、知ることが必要である。

「思考」から産み出された、何がしかの思想や主義に耽溺し、そこからにのみ状況を判断したり、自らの価値意識の中心に据えるとどうなるか。

思想や主義というのは大概誰か幾人かの「人間」の思考により構築されたものだ。

特に近代以降の西洋から発信された主義主張のほとんどがそうであると言って良い。 多

くは表層的な、あるいは物理的な現象からの、状況を変えよう、良くしようという発想に基づいている。表層的、単一的、単純であるがゆえに、他人と簡単に情報共有できる。

これが大きな落とし穴である。

表層的な「思考」からなる「キーワード」は、メディア操作、プロパガンダ、様々な主義主張に基づいた活動や運動を通して、連日連発されることで、受け取るものの脳みそに叩き込まれる。多くは単純な内容を伴った「単語」に集約される。

その結果、 例え、自分の中の「感じる力」が、 「この場合は、Cなんじゃないか。」 そう感じたとしても、 「これは、Aという側面からBである。(あるいは、Bでなければならないという脅迫的な意図を盛り込むこともある。)」 とキーワードを伴って発せられた途端、判断力を失い、それに逆らうことができなくなる。

「考える力」のみによって構築された世界は、人を矮小化させ、単一化させ、操作しやすくなるのだ。

「考える力(思考)」から生まれた価値意識しか判断力の基準がない人間はやがて「自動人間」になるだろう。

それが「大衆」である。

「大衆」とは与えられた言葉、キーワードにのみ反応し、それに基づいて生活して行く人々のことである。

考えてみれば、近代以降の西洋において構築されたマルクス主義に代表される民主主義思想は、結果、支配者が、大衆を操作支配するのに極めて都合の良い「ツール」であることが、近代以降の世界史からして明白であると思われる。

これらの思想は、民主主義と言いながらの、全体主義、ファシズムと軍国主義を伴う統制主義社会を生み出し、自己判断能力を欠いた大衆主義を生み出している。

日本では、幕末以降、「和魂洋才」の精神を持って「文明開化」「富国強兵」にあたり、迫り来る西洋列強諸国の植民地主義からの脅威を逃れようとした。

そして、それは明治以前の、日本人の本来的な資質を有する世代が存命の間は極めて功を奏した。

「和魂」とは何か。 通俗的には、大和魂と言う言葉がある。

「大和魂」とは何か。

昭和初期から大東亜戦争終結に至るまでの期間、日本が戦争を継続するために、これを殊更に精神論(あるいは根性論)に特化させ、広めたけれども、こういうプロセス自体が何やら「西洋思考」に基づいた、人間操作の単純なプロパガンダ的手法に成り下がっているように思われる。

戦後日本人は次第に「洋魂洋才」化したが、すでにその兆候は戦前の「総力戦」としての戦争継続の手法とプロセスの中に、その萌芽があったと言えるのだろう。

「感じる力」を持つということは自分自身の「自立した価値意識と判断力」を持つということである。誰にも犯すことのできない基軸を自己の心中に宿すということだ。

私は「考える力」を否定しているわけではない。

「感じる力」を主軸として「考える力」を動員することが重要である。

明治期以降、世界から、

「日本人は何を考えているのか分からない不気味な存在であり驚くべき存在である」

と言われ、戦後になると、世界から、

「世界標準の分かりやすい社会に変えろ。」

と要求されもした。

しかし、それは誤りである。 操作されてはいけない。

日本人が「感じる力」を失った時、我々は操作される国家に成り下がるだろう。

もちろん、その兆候は既にある。(既に操作されてもいるとも言える。) しかし、時の流れは、前にしか進まない。人は昔に還ることはできない。

表層的な復古思想は、不毛であろう。しかし、本質的、内的な復古は可能であり、また必要かつ重要なことであると言える。

その上で、世界の知識を見聞きし、知り、取り入れ、昇華し、運用していけば良いのである。

世界標準の世界それ自体が疲弊しているのに何故今更そんな価値の低い標準に合わせなければならないのか。

日本人自身が自らの価値に目覚めることができれば、日本人が世界に示さなければならないことは今後一層増え、日本の重要度は増して行くはずである。

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