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「天孫人種六千年史の研究」を読み解く(6)

平成28年9月11日 日本文明・神社・神道
霧島神宮
霧島神宮
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―天皇家は皇孫以下歴代火神名を称号とされたー

ハムラビ王の子サムスイルナの時、紀元前二千百年スメル族リムシンを倒し、スメルの王族臣民はペルシア湾に逃れて海国を建設した。その後紀元前六百九年に新バビロニア王国建国に加わった。その後、ペルシャに王国は攻められ、アレクサンダー大王の時期に荒廃した。

長い期間海国として海神ヤーを祖神として祀ったスメル人の末裔達。

一方、瀬戸内水軍の本拠地である、伊予三島水軍の祖、小市国造の祖が原始時代、海神を祖神として、大三島(古名野々島―奴々島―海神の島)に日神である宇津神を大長島に並祀し、或いは海人部の宰領である安曇連の本拠を灘国(古名奴国―海神国)と言って、海神を祖神と祀って活躍したのは、遠く海国時代に淵源するであろう。

バビロニアの海国時代頃に於いて、我が国に先着のバビロニア系氏族は、吾田国(鹿児島県)主長狭族、伊勢国宇治土公族、伊予小市国造の祖越智族、紀伊国造の祖名草族、豊前宇佐国造の祖宇佐族、筑前灘国安曇連の祖名草族、大和国造の祖珍彦(しずひこ)族、物部連の祖宇摩志麻治族、紀伊国天野族、小竹族等がある。

天孫の陪従した氏族は、忌部、中臣、猿女等の神官と久米等の武人があった。

そのほか、安芸国造、伊豆国造、穴門国造、駿河庵原国造、伊予風早国造等の祖、和泉国茅渟族、淡路国淡族、阿波国日鷲族、尾張名古屋族、信濃国更科族、下諏訪族、播磨国加古族、古吉備族、備後国沼名前族、周防国大玉流族、筑前国名籠屋族、対馬海族等の氏族も多くはこの前後の到着か又は分派である。

天孫人種の東洋移住は無論海路であった。それは天孫人種は殆みな海神を並祀し、殊に皇室に於いては、シューチ(南風)神たる、鹽土神(住吉筒之男神)にその関係最も深く、かつバビロニアの古跡より印度の鐡木、支那のコバルトを発見するにその交通がわかる。

スメル人は黄色人種に近く、豊園なる顔面に彎曲する高い鼻、世界人類中最大の眼を有し、全く特異な容貌で、黒色波状毛、短躰である。

セム系人は白色人種に属し、瓜実形の顔面に隆鼻大眼、黒色波状毛長躰である。

我が国における猿田彦神の神話及びその末裔と言われる、宇治土公は、高鼻を以て有名であり、大久米命は大目玉で知られた。

現に彎曲する高鼻隆鼻タイプは日本人には少なくない。

我が皇室は本来スメル系統の諸神を祀られ、スメル語の火神アグを以て御名とせられた。スメルの大君主として、スメ即ち神として、明津神即ち、火神アグツ神として、天降り給う天孫の御系統であることが想定される。

天孫神話には両面観がある。天孫は信仰上からはアグツ神であらせらるると共に、史的実在である。それはスメリア王は神の権化として、この国土に天降れるものと信ぜられ、我が国に於いても同一の思想である。

バビロニアが火神名を称え、我が国に於いても、皇孫以下歴代火神名を以て称号とせられるが故に、その理想信仰である日神の御子火神が高千穂峰に天降神話の如きは、本来スメル国に於ける天降神話である。ゆえに天降神話は信仰であるとともに、生神たる火神が海を渡って、降臨した史実が伴うのである。

(写真:霧島神宮)

天孫人種六千年史の研究

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