神道は日本の神様をお祀りしているので日本の信仰形態の一種であるというが、それにとどまらない。
神道が海外に出れば、その土地、そこにいる人々に関わる人霊、神霊をお祀りすることになるだろう。 その意味で所謂宗教とは違う。
通常宗教とは、特定の神や神々を信仰し、それを信仰することによって自らの魂の救済を求めるものだ。 そのためには、こうしなければならない、ああしなければいけない、そして信じるものは救われるが、信じないものは救われない、地獄に落ちるとかそういうことになる。
一般的に宗教とは本質的に自己中心的で、冷淡なところがあるのだ。こういうことに多くの人間は気づいていないけれど。
神道は、お祀りするということであり、その土地と霊的な繋がりを築き上げることであり、自分の先祖や民族などとの霊的な繋がりを築き上げることだ。前世と関わる場合もあるだろう。
魂が、自分が関わるものと繋がるための仕組みである。
「霊感を得る」ということは人間生活の上で重要なことだ。
肉体はやがて滅びる。人は必ず死ぬ。
魂が霊的なものと繋がるということは肉体の限界を超越するということだ。
霊的なものと繋がれば、人に共通の教えは不要だ。
教えは個人が得れば良い。与えられるに任せる。 現代人は強制される「教え」には向かない。
現代人はそれほど「素直」でもなく「単純」でもない。
その意味で「神道」の持つ本質は、
「ポスト宗教」なのである。
(写真: 枚岡神社)

