この国にとって重要な季節は十月と十一月に来る
神嘗祭は、天皇が新穀を賢所にお供えし、伊勢神宮を遥拝する。伊勢神宮では新穀を天照大御神にお供えする。
新嘗祭は、天皇がその年の新穀を神々に捧げ、天皇自身もそれを食する。
新嘗祭によって、神々と天皇が一体化するのである。
日本では食を通じて神々と一体化するという考え方があるというだけでなく、最も核となるものであるということ。
食の重要性というものを日本人は意識する必要がある。食が人と神々をつなぎ一体化する要素を持っているということだ。
キリスト教ではパンとぶどう酒が同じような意味合いを持っているが、祭儀の核となっているのではなかろう。
みそぎはらへ 二九八十七

