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土地にはその土地に宿る神様がいる

令和3年5月9日 直観・霊感的
戸隠神社宝光社
戸隠神社宝光社
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少し前に作家と不動産業で成功している人物との対談を見ていたら、作家が、

「土地にはその土地に住む神様がいるような気がするんですよ。」

と言った。不動産業の人がそれを聞いて深くうなづいた。

「その通り。土地とか不動産との出会いというのは本当にご縁で、その土地の神様に気に入られないと決して縁をいただけない、というようなことをいつも感じるんです。」

と話していた。今、日本の古代氏族に関する書籍を読んでいるが、読んでいるうちに上の話を思い出した。

例えば、毛利という名前が自分の父方の先祖の一つにあるが、これは音読みだからそんなに古い名前ではない。

毛利というのは鎌倉時代に、鎌倉幕府の要職にあった大江広元が、相模国毛利庄に所領をもらったので息子にそこを治めさせた。これが毛利氏の名前の由来ということになっている。要するに土地の名前をそのまま姓としたケースだ。

以前、この時代の毛利氏について調べたことがあった。

当時の毛利氏には、相模国毛利庄(神奈川県厚木市)の他に、越後国佐橋庄(新潟県柏崎市)、安芸国吉田庄(広島県安芸高田市)、肥後国鹿本郡(熊本県山鹿市)などがあった。

毛利元就という戦国武将は、安芸国吉田庄に越後国から流れていった家系から出た人物。越後国にも在住した血族があって上杉家の家臣だったものもあった。

『越後毛利氏の研究』という古い書籍があるが、越後国の毛利氏には尾張国に親族がいてお互いの交流があった、という記述も発見した。

戦国時代の尾張美濃地方に、織田信長やその後秀吉の家臣になったものの中で、毛利(あるいは森)という武将が複数散見されるのはそれに由来するものと自分なりに結論を得た。

不思議としか言いようがないが、自分が住む場所というのは、必ず自分の先祖も住んでいるか、あるいは縁のある場所だと考えてまず間違いないと私は確信している。

おそらくほとんどの人がそうだろう。気づかないか、知らないか、調べようがなく分からないということが大半だろうけれど。

私自身、生まれてから住んだ場所は、愛知県の名古屋、神奈川県の逗子市、横須賀市であるが、どちらも先祖の歴史に深く関係しているだけでなく、父方の先祖のひとつである毛利は江戸時代は熊本県の山鹿市にいた。

母方は吉田というが、父方の祖母方も吉田という。吉田というと、安芸国吉田庄がある。この土地には縁がないが、何か不思議なものを感じている。

神奈川県は毛利氏発祥の地だが、鎌倉幕府のあった鎌倉に近い逗子横須賀は20年以上両親がおり、厚木市には倉庫がある。不思議と言う他ない。

別に先祖がいるからその土地を選んで住んでいるわけではない。しかし、知らず知らずのうちにそこに縁があって暮らしている。

何かに呼ばれている、としか言いようがない。そのように感じることは多い。

今自分が暮らしている場所も調べてみたら、父方母方両方の先祖に極めて縁のある場所だと最近分かっている。個人的なことなので言わないが、不思議としか言いようがない。

だから私はその土地に行くと、必ず地域の神社に参拝をする。

しかし、それでも許されない場所、相性の悪い場所というのは存在するものだ。これは理屈では測れない。何をどうすればいいというものでもない。

そういう場所には、その土地の先祖神に可能な限りの礼をつくしつつ、あまり気安く近づかないことだ。それも礼儀の一つだと思う。

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