上野毛駅から徒歩5分ほど多摩川方向へ進むと急な坂道になる。
この辺りから道の両側が坂下まで森のようになっており、坂の真ん中辺りに稲荷神社がある。
まるでどこかの田舎の鎮守にやってきたような落ち着いた佇まい。世田谷とは思えない。神社が周辺の土地を守護するということの意味はこの一帯からもよく窺える。
お社は稲荷神社らしからぬ。
その神社の二軒隣が作家の吉行淳之介宅。氏の他界後は愛人の宮城まり子が居住していたようで今でも「吉行」「宮城」の表札があり、門を挟んだ門壁には「ねむの木学園 東京事務所」の表札がある。
その宮城まり子さんも今年の2月に他界された。
宅は閑静な趣のある立派なものだ。神社の隣といいうのも気に入った。






