平和、人権、平等などの現代社会を代表する「理念(?)」を表す単語がいくつかある。
これらの単語にまつわる理屈などで社会の幸福を実現しようとする人達がいる。
しかし、人も社会も言葉や単語で動いているわけではない。
ユングが集合意識と呼んだものがあるが、表層的な「自我」の一つ下の世界にそれに類するものがあり、さらにその奥にもあるかもしれないが、大概人や社会はそういう次元で動いている。
それを理解できず、表層の自我にのみ訴える思想的なものを代弁する言葉や単語だけで社会を無理やり動かそうとするところにファシズムが起こる。
それは常に早晩崩壊してしまうのである。
個々の表層的な自我意識と人間社会を構成するそれより、より深い意識体との間に歪みが拡大するからである。

