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平等という罠とストレス社会 平等思想に対峙する八百万の多元社会

令和6年6月25日 日本文明・神社・神道
令和 大嘗宮
令和 大嘗宮
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平等という言葉の起源は漢字で言えば仏教用語になる。今回は西洋起源の、現代の日本人が通常認識している社会的平等についての問題点について。

男女平等というが、男と女はその生物学的な機能が真逆で、全く異なった構造・生物的体系を持っている。考え方も全く違うものになることは明らかであろう。これを社会的に、物理的に平等化しようと意識的な強制が加わると、表面の認識と本質的な意識との間に亀裂が生じる。この思想は現在、男女に限らず全ての人間関係にも拡大されている。

一方、「人間の平等」という意識を強制された個人は、それを社会的義務であるとする認識から「一生懸命」それに自分を合わせようとするだろう。上辺はこの理念に完全に共鳴し社会的な使命を果たしている優等生を演じるが、男女の本質的な違いや人間個々の本質的な相違は善悪・良悪に関わらず明らかなため、人の深層に本能的なストレスや亀裂を生じる。

これが現代人のいびつな精神構造を産み出す一つの根拠となりうる。

男性には男性としての特性や特質・役割があり、女性には女性としての特性や特質・役割がある。人間個々にも同じことが言える。それぞれが互いの特性や違いを尊重してこそ豊かな社会が構築できるのではないか。人は決して同じではない。

それに対し、西洋起源の社会的平等思想という理念は、最終的に人間としての個々の尊厳を奪い去り、人を1個の生き物あるいは物のレベルに引き下げる役割を演じている。

キリスト教起源の平等は神の下において、人間が神と接する「機会の平等」のことを言っており、人間間における互いの個々の平等についてではないはずだが、これが社会思想の中に適用されて性の平等、生物としての平等に拡大解釈された。これが社会システムとしての男女平等であり、LGBTQの思想に繋がる。
神の視点から見れば人間は同じようなものかもしれないが、人間同士においてそれを適用することはできない。

性の平等というのは性差の破壊である。これは生命に対する冒とくにも繋がる。この思想の延長線上には、男であることの罪、女であることの罪として人間を罰する、ということが起こるだろう。それは人間(生命体)の終焉へと向かってゆく。

社会的には人間を1個の収益源として扱い、それを全体的な視点からコントロールする人たちに扱いやすいものとして社会を整頓する。これを「人間あるいは社会の一元化」という。

八百万の神々の世界には様々な神々がいる。

大きな神様もいれば小さな神様もおられる。東京王子の王子神社には髪の祖神(関神社)がおられる。昔、髪結やかつらなどを製造する職業をしている人々などに大切な神であった。髪の祖神は小さい神様かもしれないが、ある人々にとっては重要な神様であり、そこに大きい小さいは関係ない。髪の祖神にはその神にしかできないことがある。アマテラスやスサノオがその役割を果たすことはできないだろう。

人間も同じことだ。男も女も人それぞれにも役割があり、その人にしかできないことがある。大きい小さいがあってもそれは関係のないことだ。

このような考え方はユダヤ・キリスト教文明圏にいる人には不可能だろう。彼らは何をやっても結局ものごとを「一元化」に向かわせる。それはあらゆるものを一つの「神(God)」に集約せざるを得ない文明の「性」であり「業」ともいえる。

このように考えると、我々は「平等」などという言葉を口にする必要もなければ重んじる必要もないことが分かるだろう。

社会に亀裂と矛盾が生じた西洋社会においてこれを是正するために再び同じ起源の思想でそれを糊塗(塗り固める)しようとしているのが社会的平等思想だと考えて差し支えない。

我々は別の道を歩んでいる。

「人から物まで互いを尊重し、互いの尊厳を認める社会」

これは平等思想よりもはるかに人間の意識を安定させ、社会を豊かにすることは間違いない。これは現代における世界の状況と日本社会の特性を見ていけば自ずと明らかになるはずである。

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