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現代日本人の「攘夷」か「開国」か

令和元年10月8日 直観・霊感的
現代日本人の「攘夷」か「開国」か
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日本文明を大切にしなければならない。他国の文明や影響力に呑み込まれてはいけない。というようなことを日々書いている。こういう話に対して、こう考える人が結構いるかもしれない。

自国の文化文明は何があっても守らなくてはいけない。それこそが日本人にとって今最も重要なことなのだ。ということは、

(1)他国の文明を徹底的に排除してこれを全て否定し、かたくなに自らの文化文明に基づいて生きることが必要なのだろうか。また、そうせざるをえないのだろうか。

と。

しかし、現代において地球の距離はますます狭まり、国際化が進んで交流も盛んだからそうもいかないだろう。鎖国できるわけでもなし。ということは、

(2)他国の文明も柔軟に受け入れつつ、場合によっては妥協し自分の文化文明といえども薄めたり、必要とあればなくしていくということは、国際社会の中で協調性を持って生きていく上でやむを得ないことではないか。

日本人には結構こういう極端な「二択」に流れる傾向があるような気がしている。

しかし、これに対する答えは明確である。

いずれも間違い。

まず必要なことは、自国の文化文明についてよく知り、それに対する自信と確信を得られるようにすることだ。

(1)自己の確立

ということ。

揺るがぬ確信やアイデンティティーを構築することはすぐには難しいとしてもそのために必要な知識や行動を積み重ねる。

本来は、学校教育でそれが行われるべきだが、現代日本においてそれを望むことが難しい以上、自発的に行う必要があるのかもしれない。

あるいは、そのような私的な教育の場のようなものがあれば便利なのだが。

その上で国際社会に目を向ければよい。相手の文化文明を尊重するには、自国の文化文明への自信と確信がなければできない。

ただ相手の言い分にのまれているだけでは、便利に思われても、結果軽んじられ、相手からの尊敬は得られないだろう。

これらを踏まえた上で、新しい知識を学び、必要に応じて取り入れる。自らの価値観をベースとして必要だと感じたものは、これらをどんどん吸収していけばいいのである。

(2)世界の必要な知識の吸収

ということ。

基礎土台のある上に新しい知識を吸収すればそこに奇跡的な発見や発明も生まれるだろう。

しかし、相手がこちらの文化文明や価値観を脅かすようなことがあれば徹底的に戦う明確な意志を持つことも必要だ。

弱肉強食の国際社会においては、相手の意見にのみこまれる、屈する、無批判に受け入れる、ということは自分の非を認め相手を正しいと認めることと同義だからだ。

自己が確立していれば、外側の世界も冷静に見つめられるようになるのである。

理想形は、これに対してさらに自らの価値観や文化文明の利点を相手に伝え理解してもらうようにすることである。影響力の行使というのは重要なことだ。

戦後日本人は、自らの文化文明や価値観という分野においては、守りに終始してきた。

野球でいえば、守備だけで試合しているようなものだ。これではやがて得点されて敗北するのは明確である。戦後日本人は攻めを知らない。

憲法の影響かもしれない。こういうことを書くと、こいつは戦争がしたいのかと考えるのかもしれないが、そんな話でないことは言うまでもない。

戦前世代の日本人が一線で活躍していた平成の初期くらいまでは、日本人も「攻め」の重要性が分かっていた。

だからこれだけ経済的に強国になったし、いまだにG7などと言って、白人国家の中で唯一有色人種の国家として世界の中心国の中にいられるのは、戦前世代の国際社会における「攻め」の姿勢があったというに尽きる。

極端な否定や守りではなく、自国文化文明に対する揺るぎない信念のもとに国際社会の中でバランスのとれた活動を行えるようになることがこれからの日本人に最も必要とされる姿勢であろう。

(3)自文化文明の伝播

ということ。

基礎土台の確立と情報の受信と発信。これらがバランスよく機能すれば日本のあるべき姿は完成形に至るだろう。

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