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日本文明と男女平等

平成27年5月4日 文明論
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機会の平等は人間の基本的な権利として保障される必要がある。機会の平等とは、その人に与えられた能力や資質に応じ、それに相応しい職場や生活環境を与えられる権利である。これは男女という概念にとらわれない。人間として目指さなければならない権利であり、目標だ。

一方で男女平等という概念がある。男と女は生理学的、動物学的にその本質的な資質は全く異なっている。よって本質的に男女が平等であることはできない。

それを現代人は、これを西洋の進んだ考え方として取り入れなければならないということで、頭から、理屈で、物理的に取り入れようとする。このような姿勢で、そういう考え方を、人間社会に取り込もうとすればするほど、社会は矛盾し、混乱し、疲弊してゆくだろう。

「進んだ考え方」を取り入れた現代社会の混乱ぶりをどう説明するつもりなのか。

もともと違うものを同一に扱うことはできない。だから混乱し、疲弊するに決まっている。

「それこそが人類の進歩の姿だ。」

そう感じるとすれば、その人はかなりの自虐性(マゾヒズム)であろう。

結局、男女平等という理念の行き着く果ては、人間の家畜化である。人を物のように扱うように人間を変質させるシステムだということに我々は気付く必要がある。特に女性がそのことに気づかなければならない。それを感じる力を有することこそ、女性としての資質の豊かさであり、感性だと私は直感する。

女性が本来の資質を失えば、人間としての総体的な質の低下は免れない。人間は女性からしか生まれえないからである。女性は人間の大本である。

社会の男女平等化とは、女性は男性化し、男性は女性化し、社会は人間としての豊かさを失い、平板化してゆくのである。

権力者が社会を「支配」し「操作」するには都合の良いシステムであろう。物事を単純化し、一元化できるのであるから。そういう意味で、人間は徐々に都合の良い生き物になり下がっていると言えるだろう。

現代は「洗脳戦」の時代だ。さまざまな形で、当たり前のように、「常識」「通念」という名の「都合」を押し付ける仕組みが氾濫している。それに勝利した者が支配者となるのである。

日本人は感覚の優れた民族だ。「変だな」と感じたら、「その感覚」を信じるべきだ。理屈はどうでも良い。日本人は有史以来この優れた資質で見事に自らの文明を開花させ、維持させてきた。

海の向こうから立派な理屈がやってきても、これを感覚的に俯瞰し、必要なものだけ取り込んであとは受け流す。これが重要である。

最近の日本人はこの優れた感性が以前よりも衰えている。だから、すぐに立ち止まってしまう。理屈は下手だから、沈黙し、結果謝罪する。あるいは、「配慮」という名の「ごまかし」「逃避」「責任逃れ」に走る。「配慮」と言えば日本人同士には聞こえは良いが、結果日本人本来の美質にかこつけた姑息さでしかない。

理屈には時間がかかるが、感覚は一瞬である。一瞬の動作が重要だ。

「理屈」は「教え」である。たいがい宗教には「高邁な」「有難い」教えがあるが、日本文明の根幹をなす神道には「教え」はない。神道は「感じる」仕組みだからだ。感じる仕組みは、教えの宗教よりも完成度が高い。しかし、完成度が高いゆえに、それを行う者、受け取る者の資質も重要な要素となる。

歴史とともに育んできた日本人の感性は、日本国内にいると「あたり前」のことだが、世界から見れば、「理解不能な」「奇跡的な」ことだと感られることがあるようである。

「何故?」「どうして?」

人はそれを再び、「理屈」で捉えようとする。だからますます分らなくなる。

しかし、答えはシンプルだ。

「直感は99%正解である。」

「人が人と会った時、相手への評価を1秒の数百分の1の速さで判断し終えている。」

人間にはそのような能力がある。

さまざまな世界の実践の達人達から、このような共通の言葉を目にすることがある。

日本人は、そのような文明に支えられている。だからそれを失ってはいけない。それを培うことは、世界への貢献にもなり、新たなる文明の橋渡しとなるのであるから。

家畜化 平等 日本文明 洗脳 男女平等

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