例えば、

極限までAIが進化した国家Aが国家Bとの戦闘態勢に入ったとする。

国家Bはそれに対し臨戦態勢を取る。

国家Aがその戦端を開始し始めようとした刹那。

勝敗は決した。国家Bの敗北が決定したのだ。

プロの棋士が何手も前に、「参りました」というのと同じである。

国家Bが核兵器のボタンを押す前にそれは無効化されているかもしれないし、ミサイルの軌道が修正され国家Bの首都に着弾するかもしれない。あるいは我々の考え及ばない方法で戦術が確定し勝敗を決する。

国家Bには国家Aを上回るような戦術的ポテンシャルがなかったからだ。国家Bには国家戦略としてそれほど有能なAI技術を取り入れていなかった。

核抑止力を超える抑止力が今後発生するとしたら現状AIをおいて他にないだろう。

しかし現状においては、真の国家的自立、文明圏の自立を確立(確約)するためには核抑止力が必須であることには変わらない。核のない国家はいずれかの核保有国に従属せざるを得ず独立した外交政策も経済政策も極めて限定的なものになるのが現状である。

もちろん軍備だけでなく「経済」という「魔物」の取り扱いも重要になる。現代は軍備という以上に「経済至上主義」が人間社会そのものを破壊しようとしているからだ。

とりあえず今のところ、ドル覇権と核保有という二重のセキュリティが機能している米国が自ずと最強だが今後ドル覇権が揺らげば新たなヘゲモニールールができるだろう。

その中でAIが重要な位置を占めるのは疑いようがない。

日本は国家的文明的な防衛手段としての独自AIや量子コンピュータなどの開発に全力投資すべきだ。

米国と協業しても良いから独自のAIの開発急ぐ必要がある。日本なら充分に可能だろう。

高市政権であるうちはそのための下準備はできるはずだ。

最後にAIのなくなった世界はどうなるか。

文明の逆行現象が起こり、戦争は肉弾戦になる。

原始的社会の中で暑さや寒さに震えながら暮らして行くことになるのかもしれない。

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