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    Home»文明論

    平等と差別についての考察

    平成30年5月30日 文明論
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    例えば、私が

    「私は人間は平等ではないと思っている」

    と言うと、ある種の人々は瞬間的に、

    「この人は差別主義者だ。レイシストの極右であろうか。」

    という強い眼差しと懐疑の目を向けてくる。

    反平等=差別主義

    という感じで脳がパターン化し、直結しているのが分かる。しかもかなり強い形で直結している。驚くほどにだ。

    平等という概念は、キリストの神の下における平等から来ている。

    唯一絶対の一神教を軸とする文明に起因する価値観として、平等を否定することは、神の目線からみて、自分と他者の位置付けを上下で考えることになる。

    それはある意味絶対的な不平等である。だから極めて差別的発言であろうと。人と神との距離は万人において均一である必要があるからだ。

    自分は神に対して特別な人間であり選ばれし者である。その他の人々と自分は違うレベルの人間なんだという思想は信仰の面からは認められないだろう。その神を信じるものと信じないものとの間には絶対的な差別、区別、次元の違いという意識があったとしても、、、。

    これに対して私は言う。

    平等でもなければ差別でもない。いずれでもないということだ。

    違う。ということだと。

    あなたと私は全く違う人間であり、それはどちらが上とか下とか言う問題でもない。

    男と女が全く違う生き物であるのと同じだ。肉体の構造が真逆なのに同じ考え方や価値観であるはずがない。

    全く別物だ。だからこそ互いを尊敬することもできる。平等ではあるはずがないではないかと。
    多神教の価値観とはそういうことだ。

    Aと言う人がオオクニヌシに向き合い、Bと言う人がアマテラスに向き合っていたとして、AとBが平等であると言う表現は適切ではないしそもそも使う必要のない言葉だ。

    一神教は神が一つしかないから「違う」という概念が本質的に生み出されにくいのだ。

    場合によっては「違う」ということが「悪」につながりかねないという面もあるのかもしれない。

    人種差別という概念も、私は一神教ゆえに起こりうる。あるいは起こりやすい概念であろうと考えている。

    だから彼らは、平等とか差別という言葉に異常な敏感さで反応するのである。

    あまり彼らの価値観に揺り動かされてはならないと私は感じている。

    西洋文明に起因する一種のトラウマがそこにあるはずである。

    日本人はあまり彼らの真似をするべきではない。もっと豊かな世界があるのでは?

    (令和7(2025)年12月内容を一部改変)

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