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    グローバリズムと平等とは本質的に同義である

    平成30年5月31日 文明論
    闘鶏
    闘鶏
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    私が平等という概念についてここまで懐疑的な理由はまず、日本社会を見ても、あるいは世界を見てもそうだが、この言葉によって世界がより良い世界へと向かいつつあるという印象をどうしても抱くことができないkだらでもある。

    むしろ、この言葉によって、人間同士の確執や憎しみが増幅しているようにすら思われる。

    しかしこの言葉は現代社会を支える価値観の根幹に関わるものと認識されているはずである。

    しかし、観察力のある者はこの言葉を巡る環境を良く観察してみるべきである。

    もうこの言葉(単語)で人間社会を導くことができる時間は終了している。

    人間と言ってもさまざまなバックボーンがあり、人種、民族、国家によって価値観も考え方も違うものだ。それを無理やり平等と言う言葉でくくってみたところで、落ち着くものではない。

    平等という言葉で人を力づくで地ならししたところで、人の本質が変わるわけではない。だから、何か他と違うこと、不利だと感じることが少しでも起こると怒りがこみ上げる。その怒りが平等という言葉で解決するわけではない。むしろ増幅するだろう。本来別のものなんだから。

    この「戦い」は無限に続きかつ増幅する。

    グローバリズムというのは、分かりやすく言えばアメリカの企業論理と同じで、一つの強い企業が他の企業を買収して利益を総取りすることである。利益も権利も権力も一か所に集中する。

    この論理を推進するためには、平等という概念が必須であり、そのプロセスで現れる差別の問題もセットで起こる。

    グローバリズムということは、最も強い者が運用する価値観が他の価値観を全て吸収し地ならしすることだ。そのように言うとみなが反発するから、全ての人間が平等で豊かな社会がそれによって実現すると言うのである。マルクス主義のスローガンと同じである。

    グローバリズムもマルクス主義も大元を辿れば、一つの神が支配する一神教の世界観そのものにしか見えなくなる。

    グローバリズムは多様な文明や文化の共存を否定する概念でしかない。グローバリズムと平等という言葉は本質的に同義である。

    確かにある一定のところまでは、「平等」と言う言葉が人間社会をより良い方向へ導いてきた。それはフランス革命以降の話である。しかし何事も賞味期限というものがある。

    私は今となってこの言葉に良い印象を見出すことがどうしてもできないのである。一人歩きして暴走しているようにしか思われない。

    何か紳士面をした悪意、のようにしか思えない。
    私は、人がこの言葉に振り回されてはいけないと感じている。
    新しい価値観が必要なのである。

    —————————
    投稿に対するコメントを転載;

    キリスト教的価値観による世界基準の統一。単一の価値観しかなければ、そこには必ず「優劣」が生まれる。人に優劣をつけることで差別は生まれる。人に限らず生物には個体差があり、その能力特性も様々だが 、本来それは種の存続のために存在する「可能性の発現」であり、更には 人類のように集団行動を生存戦略として選択した種においては 集団の存続の可否を左右する重要な要因となる。環境変化に適応できる個体が集団内にいるかどうか。居ればその集団は生き残ることができるが、単一の価値観に沿った者しかいない集団は環境変化に脆弱である。文化についても同じことが言える。多様な文化、価値観があってこそ人類が存続できる可能性が高まる。「優劣」などというのは「生存環境」が変化すればひっくり返ってしまうもの。人類全体がひとつの価値観で統一されれば早晩人類は滅亡の危機にさらされるだろう。対立ではなく、並立しなければならない。均質化ではなく、互いにあるがままを相互理解しなければならない。キリスト教的価値観から生れた「人間の序列」を、新時代の「悪魔」として滅しようとしても、その発想が既に一神教徒の枠から一歩も出られていない。祟り神を祀り鎮め、取り込むやり方を彼らは知らない。

    対立ではなく並立へ。こういう価値観は旧約文明からは不可能でしょう。いくら口で言っても必ず綻びが出る。土台が違うから絶対に不可能。たしかに現代においては欧州などでもほとんどの人が信仰心がなくなっている。だから関係ないかと言ったらそれは間違い。人の価値観の基礎は一代で築かれているわけではない。その文明に生きる人間の深層には宗教的価値観が決定的に根付いている。キリスト教が滅んでかつてのローマギリシャ的多神教信仰が復活するなら別ですがね。そもそもキリスト教を否定する、あるいは宗教それ自体を否定するものして生み出された唯物論、すなはちマルクス主義自体がきわめて「キリスト教的」あるいは「一神教的」であることがその決定的な証拠でもある。

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