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    Home»文明論

    来るべき世界の構図-ユダヤキリスト教世界と日本との関わり

    平成27年11月16日 文明論
    聖書ヘブライ語 wikiより
    聖書ヘブライ語 wikiより
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    これからの世界のキーワードは日本だ。

    これからの世界の構図はこうなる(というかすでにそういう構図ができつつあるが)。 日本と米国(太平洋文明圏) 欧州と中国(ユーラシア文明圏) このように世界は二分されるだろう。しかし、日本は何等かの形でユーラシアとも関わるだろう。では最終的にはどうなるか。

    日本は米国から覇権のエネルギーを受け取ることになるが、日本は軍事的なパワー(軍事力を否定できるほど人類は賢明ではないのでそれを否定することはないだろう)や経済的なパワーを頼りにその力を行使することはない。

    資本主義という価値観は終焉を迎え、経済力が世界をひたすら支配する時代は終わるだろう。その時、新たな価値観を人類に付与できるのは今のところ日本しか見当たらないのである。

    英国から、米国へ覇権のエネルギーは伝播したが、それはそのまま西へ西へと手渡され、やがて日本へと到着するのである。

    消去法で考えてもそうなる。今はまだその兆候も感じられないが数年後にはその兆候が見えてくるかもしれない。日本人の心理的スタンスも変化しているだろう。

    次は中国だという人のほうが多いかもしれない。しかし、文明の中心国というのは、必ず人類に貢献する価値観や技術を所有している必要がある。

    中国がかつて偉大な文明の所有者であったことは疑いがないが、今の中国に何があるのだろう。人類が学び手本とするべき、価値観も技術も何もない。そんな国が世界の中心になどなれるはずがない。というよりなり得ない。

    今の中国は人類にとって、サラ金と闇金の中間くらいのところにいる金貸し業者と同程度の役割しか負わされていない。何の保証もなく金が借りられ、限度額も信じられないくらい大きいが、一度関わるともしかしたら、ひどい目に会わされる。でも困った時には必要なのだ。彼らは自分の利益のことしか考えず、自分達の利益を侵害されるとたちまち豹変し、何もかも奪い去る。気を許してはいけない。慎重に付き合わなくてはいけない。

    今の中国という国は、こういう国家でしかない。近くの半島には、何かにつけ兄貴の真似をしたがる弟分がいる。 西洋人からすれば、これはもう戦前からの話ではあるが、やはり日本人が恐ろしいし、煙たい存在であったと思う。今現在も引き続き世界は、西洋世界の価値観と人間によって動かされているが、そこに150年程前、突然見たこともない異種の人間が肩を並べ始めた。

    世界人類に価値観を教えるべき人々である西洋人以外の見知らぬ人々が、突然彼らを凌駕する勢いを見せ始めた。これは徹底的に叩きのめしておかねばならない。未来永劫、その力を封印しておかなければならない。

    これが、主に第二次世界大戦以降の西洋社会のスタンスであったはずである。しかし、それでも日本は経済的なエリアに押し込められながらも再び彼らを脅かし始めた。口では決して言わないが、非常に「目障りな存在」であったはずだ。従って政治的には最大限「見ぬふり」をしてきたし、機会を見ては「モグラたたき」のように力を削いだ。

    これに対抗するにはどうすれば良いのか。そこで選ばれたのが「中国の活用」という選択肢である。アヘン戦争以降、特にイギリス人にとっては、扱いやすい存在だ。香港を1999年まで占領していても文句一つ言わず従った国である。

    そして、現代。西洋の黄昏などと言われて久しいが、いよいよ本格的に、西洋は文明の中心地としての活力と力を失ってゆくだろう。しかし、それでも余力はあるし、プライドもある。彼らは新興の中国を組み従え自らの力を温存する方向に進む。イギリス、ドイツなどを中心として。彼らは中国の体制を今よりもより自分達の扱いやすい体制へと変更させる手段を駆使するだろう。その第一弾が人民元の主要通貨入りかもしれない。

    中国は、彼ら欧州の黄昏に巻き込まれるように、共に自らの体制を崩壊させる。彼らの生命はこれで終わりなのか。それは分からない。今の形からは全く違った形態に変化するだろうが、力を温存しあるいは立ち上がり、やがて「本当の意味で」力をつけてくるかもしれない。しかし、そこまでいくのに一世紀か、場合によってはそれ以上の年月を必要とするだろう。 ユダヤキリスト教文明の価値観について。

    日本人には馴染みが薄いので分からないけれども、聖書の中核的なプロットは、 「この世の終わりに救世主が現れる。あるいは、この世の終わりの果てに永遠の国が建設される」 というものであり、聖書の宗教は、このことの起こりを「信仰者は、たとえどれほどの苦難を人が受けても、その時を待ち続ける」というスタンスの宗教であり、そのための言葉である。信仰者はそのために預言者の言葉に従い、戒律を守り生活してきた。

    結局、彼らにとって「終末」はなくてはならない出来事であり、それが起こってのち、初めて彼らの魂は永遠の生命を得る機会を得るのである。彼らの信仰はここに完結するのだ。

    こういう話を、日本人はおとぎ話の、時代遅れの物語のようにしか感じないだろう。そもそもそのような価値観は、我々の文化的土壌の中に根を降ろしていないので、理解が困難なのである。しかし彼らは本気である。

    アメリカという国家は、我々日本人の多くは知らないが、成立の過程からしても強固な宗教国家であり、今でも相当過激なキリスト教原理主義者が多い国だ。大統領の宣誓式には、必ず聖書に手を置いて、国家と共に聖書の神に忠誠を誓う。 欧州では、日本と同様信仰心は薄らいでいるが、自覚のあるなしに関わらず、彼らの生活スタイルは、ことごとくキリスト教の価値観によって決められているし、無意識であれその影響を強く受けていることは疑うべくもない。

    文明の根幹には必ず宗教的な「なにものか」が関わっている。それは日本でも同じことだ。

    彼ら西洋文明の人々にとって、「終末」は悪ではなく、必要かつ重要な前兆なのである。

    悲劇は誰でも避けたいし、理性ある人間はそれをあらゆる手立てをもって防ごうとするだろう。それでもなお、二千年近く積み上げてきた信仰心のDNAは、それをどこかで意識している。

    結果、ユダヤキリスト教文明には、「終わりの時」が必ず来るし、それと同時に聖書の役割は終焉する。それがどんな形なのか。戦争なのか破壊なのかあるいは別な形で来るのか。それは誰にも分らないけれども。

    神の存在は永遠であるかもしれない。しかし、言葉、教え、戒律は人によって発せられたものであり、人から発せられたものには始まりがあれば終わりがある。 永遠を手に入れたければ、「何も発しない」ことである。

    聖書は何をもって自らの終わりとするのか。もしかするとその鍵もまた日本が持っているのかもしれない。いかなる苦難や曲折をもってしても自らの運命は変えることはできない。そういうことが人にもこの世にもあるものである。

    これらのことはこれから100年くらいのスパンで明確になってくるだろう。

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