箱根神社。元は箱根権現と言われ、古来、駒ケ岳を御神体とする、山岳修験の霊地であった。現在、駒ケ岳山頂には、箱根神社の奥宮があり、毎年、十月には、御神火祭が行われる。

源頼朝は、伊豆山神社、箱根神社、三島大社の三社を巡り祈願していたという。俗に、源頼朝の三社詣でと言われる。それからなのであろう、箱根神社は、古来頼朝より、吉田茂に至るまで、日本史の大物たちによる崇敬が深い神社でもある。

主祭神は、瓊瓊杵尊、木花咲耶姫命、彦火火出見尊。

この三神を主な祭神とする意味で、鹿児島の霧島神宮と非常に関係の深い神社であると言える。なぜ、九州の神様が、箱根にあるのか。日本神話中の高天原は、今の宮崎、鹿児島あたりとされる説が有力であるが、他説では、それは富士山とその周辺にあるとする説がある。

お社の造りも霧島神宮のそれに近い。箱根神社は、霧島神宮の関東支店といった趣の場所でもある。関東のパワースポットしても有名である。実は、私は霧島神宮の崇敬会員でもある(とはいえ、それほど深い意味があるわけではない。いくらかお金を出せば誰でも会員になれ、会報が年数回送られてくるだけのことである)。昨年、全国の神社を巡り、そう決めた。その意味で箱根神社もまた、個人的な思い入れの深い神社であると言える。

神奈川県内では、箱根神社、大山阿夫利神社、寒川神社の三社が最も大きく、格式の高い神社であろう。

本殿正面には、芦ノ湖があり、九頭龍が住む。境内には、九頭龍神社がある。龍神は水とご縁があるとされる。どういうわけかこの神社に行く時、いつも雨に出くわす。この日も朝、旧な雨に見舞われた。参拝時には止んでおり、しっとりと地面を濡らしていた。この九頭龍神社もまた女性に人気のスポットとなっている。

境内をしばらく歩いていると、「木花咲耶姫」という文字が目に止まった。その時どういうわけか、昨年宮崎へ行った際立ち寄った、木花台という場所のことが記憶に甦った。その地を訪れた際、こにに住んでも良いな。不思議にもそう感じた場所のことである。

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