団子坂上を上りきった辺りに森鴎外の邸址があり、現在は森鴎外記念館となっている。観潮楼と言い、小高い台地上にあった邸の庭からは東京湾が見えたらしい。今はスカイツリーがビルの隙間にほっそり聳える。

ここから歩いて7ー8分のところには、夏目漱石の邸宅があり、「吾輩は猫である」であるはここで書かれたらしい。

千駄木から本駒込にかけての一帯は、振袖火事で江戸が焼失した後に多くの寺院等がこの地に移転したらしく、門前町の様相である。

緒方洪庵、最上徳内など江戸幕末にかけての学者等の墓所が数多く残っている。

千駄木を上野方向へ少し行くと根津神社がある。日本武尊創建、その後太田道灌の社殿建造を経て現在地にあるのは、六代将軍家宣の産土神として、綱吉が建立した。

神仏習合様式を今に残す珍しい社殿の紋章には恐らく真言宗が管理していたであろうことを示す、卍型である。
この一帯は江戸から明治初期にかけての文化的中心地であったように思われる。

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