以前から良いと聞いていたが、最近また知人から勧められたので行ってみた。確かに関東屈指の霊地と言える。
今日は年に一度の自転車競技が榛名湖から神社にかけて行われるため、バスが10キロほど手前までしか行かず、山道を10キロ弱歩く。
「本当に今日だけなんですよ。」
バスの運転手が言う。
凶変じて吉となる。最近はブームで平日でも参拝者が非常に多いと聞いていたが、通行止めが幸いして、私以外に数人しかいない。
「独占使用ですね。」
通りすがりの参拝者が嬉しそうに話しかけてくる。
本殿の真裏に巨岩が聳え立ち、それがてるてる坊主のようなかたちをしている。御姿岩と言い、御神体のようである。
「あの岩転がり落ちないんですかね。心配になっちゃいますよ。」
境内横の売店の女将にそう話しかけると、
「この辺は地震で揺れたことがほとんどないんですよ。」
巨大な岩盤で覆われた地域であり、非常に地盤が強固なんだろう。だから千年以上も丸い岩が落ちないでいる。

