神霊が人間の肉体に宿るということがある。
何千年に一回とか、大概はある時に集中してそれが起こる。
神々の時代というのは、日本神話だけでなく、ローマやギリシャなどにもあるが、神界の様子を描いたものもあれば、日本神話のように神界の様子から人間に神霊が宿るプロセスを描いたものもある。
神の子イエスというのも同じである。
神霊が人間に宿る。あるいは一時的に憑依する。
そういうことだ。
ある人物に神霊が宿る。
しかし、その子にも宿るかどうかは分からない。
日本神話によれば数代に渡り起こったようだ。
イザナギイザナミからニニギまでのプロセス。
天孫降臨というのはそういう意味である。
人が妊娠すると、その数日後に霊魂が入ると言われる。通常は人霊が入る。
神の子というのはそこに人霊ではなく神霊が入るということだ。ただし通常は、一個の神霊それ全体というよりは、その一部とか切れ端のようなものが入るはずである。
マリアの受胎とはそういうことであって、交わりなしにマリアが妊娠したということではないだろう。
マリアが神と交わったわけではないが、神の子を宿した。だからマリアの処女懐胎という。
小さな神様くらいなら今でもあるのかもしれぬが、このようなことは現代では起こらない。
神々にその意思がないということか。
末法とはそういう意味か。
この世の終わりとはそういう時代のことか。
イエスの再臨はあるのか。
神々の復活は起こるのか。
神々にとって創造とは何を意味するのか。
人の子の私たちには今のところ分かる術がない。

