創祀不詳だが、漢の武帝がこの地に飛来したことに発するのだという。
五つの社が並んだ極めて特徴的な神社だが、本来は神仏習合修験の地であったため、江戸までは大日堂、薬師堂などという名前で呼ばれていたようだ。
現在主祭神は、瓊瓊杵尊というが、赤神山大神とも。
また、「なまはげ」とは漢の武帝が連れて来た鬼であるとも。
当神社の山の反対側には真山神社があり、ここは武内宿禰の東征伝説のある史蹟神社。後宿禰の嫡孫が再び来臨したという。
この近域がなまはげの由来地でもある。
鳥海山大物忌神社もそうだが、越の国を超えたあたりで急に由緒に大陸からの到来説が明確になっているのは意外の感がある。
しかし、私の感触では「出雲」の匂いとは全く別のものだ。しかし相当に古い。恐らく伝承の発端は紀元前に遡るだろう。
真山神社は時間の都合で行けなかったがまた機会を見て行こうと思う。
というのも、ここ男鹿半島という場所は、特にこの神社のある半島の先端周辺の風景が極めて魅力的であり、地域一帯に忘れ難い印章深さのある土地であるからである。

