武蔵國豊島郷長崎の総鎮守。武蔵國は出雲族が国造になった関係で、出雲系の神社が大半である。

現在の東京都もかつての武蔵國ではあるが、豊島区および一部の新宿区(早稲田から神楽坂あたり)というのは、23区内でも特にその匂いが強い。

元は櫛稲田姫を祀る神社であったが、江戸期に仏教と習合して十羅刹女社と呼ばれていたという。

十羅刹女とは素戔嗚が龍女と結んで産ませた十人の娘であるとか。

拝殿に向かい手を合わせた途端一陣の風が吹いて、吊るされていた風鈴たちが一斉にカランカランと鳴り響いた。

「風は神々の気配」である。

隣接の金剛院という真言宗の寺院は明治以降分離した寺院。

しかし、この神社は思いもよらず風情のある佇まいで、ここにこんな良い神社があったのかと驚くほどである。

しかし近年はあまり人が寄ることも多くはないようで多少沈んだ雰囲気である。それでも参拝者は常に一人二人いるようなのだが。

岩の築山の上に佇む狛犬と中央に配置された木製の鳥居のバランスが非常に美しい。

山岡鉄舟揮毫の額と幟があるという。

ここにも日露戦役紀念碑があった。ここのは山縣有朋書とあった。

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