現代の日本において『日本的』と言われているものの大半は江戸時代に生まれたものだ。

寿司、うなぎ、てんぷら。天ぷらがポルトガル語だと知って驚いたが。今で言う「ソーシャルディスタンス」みたいなものだ。

居酒屋・外食も江戸時代の名残。江戸は江戸住みの大名が全国から集まり「単身赴任」の侍が多く居住したのが江戸の外食の発展したそもそもの由縁だとは良く言われる話である。

蕎麦も寿司も天ぷらも「移動式屋台」で発達した食品だ。

文化的にも、浮世絵、歌舞伎など世界に極めて大きな影響を与えるほどのものを生み出した。国学も江戸時代。明治維新の原動力は江戸の水戸学から発した。

江戸の街には上下水道が完備していた。当時の欧米よりもはるかに進んだ治水環境でもあった。

世界史的にみて、鎖国という閉鎖空間でこれほど社会的に成功した事例は非常に少ないのではないか。江戸時代を学ぶことは、現代社会とこれからの未来を生きる上で参考になるだろう。

江戸時代の人の労働時間は4時間程度だったと言われるが、農民はきつい人もいただろうが、江戸の町人は当時世界で「最も幸せな人々」と称されるほどで、今でいう「幸福度」世界No1だったというわけである。

そもそも日本は、古代から明治維新までは実質鎖国のようなものだが。

エロ小説家が実生活で同じようにエロな生き方をしているかと言うと逆で、ああいう小説を書くときは「そういうこと」は一切しないらしい。

我慢に我慢を重ねて、ためにためて、エロな妄想が極限になったところで一気に書くらしい。

日本人は好奇心の強い民族だが、さまざま独自な発想や文化を生み出す力の源泉に「鎖国」的な要素があると言えるだろう。

外のものは何でも興味深い。珍しもの好き。

江戸頃から、特に明治以降、西洋近代技術を一気に導入できたのも日本人本来の「好奇心」の賜物という側面もあるだろう。

明治以降、鎖国は「悪」だという教育や風潮があったが、こと日本においてはそれが当てはまらないような気がしている。

経済は多少停滞して、貧しくなったとしても江戸時代ほどに貧しくなることはないだろう。

人の移動はなくても物の移動は今まで通り変わらないはずだ。

ネットというバーチャルな空間的要素も現代においては加味される。

(写真:江戸時代のてんぷら屋台 「近世職人尽絵巻」(東京国立博物館蔵)より)

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