中山恭子という女性の政治家がいる。特に氏に関して詳しいわけではないのだが、以前から映像などで物腰を拝見していると、「本物の匂い」のようなものを感じていた。

女性的な物腰の柔らかさと静けさを保ちながら、目線が全く動じていない、というか。

さきほど、ある評論家の文章を読んでいたらこんなエピソードを目にした。

〜  まず中山恭子さんである。氏がカザフスタン大使のこと、キルギスで日本人が誘拐された。本国政府は『キルギス政治に任せよ』との訓辞。外務省の指示に従わず中山恭子大使は女性通訳だけ連れて、なんと過激派のボスに会いに行ったのだ。

 「自動小銃を持った子分どもがとり囲むなかで頭目にあう。頭目は驚く。女ひとりが通訳をつれて武器も持たずに会いに来たと」。

 かくて人質とともに護衛をつけて市内まで送り届けてくれた。

中山さんは後日、○○さんの質問に、もし行かなかったら『人質は殺されていたでしょう』と言い、もし頭目が聞き入れず会見が物別れに終わったらどうなったか、と問うと「わたし、殺されていました」と答え淡々としていた。 〜

世間では、「できる女」を売り物にしているタレントまがいの経済評論家が人気だったりもするけれど、米倉涼子がいつも演じているような「最強の女」のさらに上を行くのが中山氏なのかもしれぬと思った。

Exit mobile version