千駄木の団子坂を上がると左に鴎外邸。坂の途中を右に曲がると安田楠雄邸がある。

この通りは戦前、銀行通りと言われており、幾つかの銀行の頭取の屋敷があったという。

安田財閥の三代目、安田楠雄が住んだ屋敷が今も残っている。

大正初期に建築されたが関東大震災でもガラス一枚割れなかったという。

戦時中の空襲では、同じ通りにあった高村光太郎の屋敷は消失したが、ここは免れた。

保存状態は極めて良い。

面白いのは、室内の押入れを開けると水周りになっているが、蛇口と流し台の高さが畳と同じ低い位置にある。

お茶をするためでもあったが、日常の水周りとしても使っていたようで、昔の人は移動する時以外、室内では座った状態で活動していたことが伺える。

大変珍しいいものだ。

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